怖い?話 実話です…… | Omnia vertuntur ~万物は流転する~

Omnia vertuntur ~万物は流転する~

気づけば作家になれていましたが
小説家ではありません。
たまにトークショー、たまにイベント企画。
そして、雑誌のグラビア企画なんかもやってます。

先日、居合から帰ってきて胴着などを洗濯して
ほっと一息ついていたら、うたた寝をしてしまいました。

半分寝て、半分起きているような、その浮遊感といいますか
いい気分で風がそよそよ窓から吹いてくるのを感じつつ
居眠りしてました。

そうしたらですね、私を揺り起こそうとする誰かがいるんです。

ちなみに……

私は独り暮らしです!

トントン、トントンと、横向きに寝ている私の肩というか
二の腕の辺りをそっと叩くんです。

猫ではないことは確かです。

だって、大きな男の人の手なんですよ。

温かみもあるんですよ、その手。

いや、男の人が我が家に来るってことはないのですよ。

そんな色っぽい話から遠ざかっていますので
違うんでございます。

そうしたらですね、そのトントンが終わったら
ミシっと音がして、寝ているベッドの背中側に誰かが横たわったんです……

私の背中側に添い寝するようにですよ!!!

でね……

でね!

「どこ行ってたんだよ」

って言ったんですよ!!!!!!!!!!

耳元で!!!!!!!!!!!!

低くて、いい声でしたけど……

で、ワタクシはですね、言ってやりました!

「帰って」って。

そうしたら、

ふぅ~ってため息とともに消えました。

気配が!!!!