陛下…。

未来視で視たのに、救えなかった…。

陛下がメリアにかける最期の言葉。


お前が希望だから愛したのではない。
愛した者に、希望となって欲しかったのだ。

モナドを継ぎしものよ…。
頼んだぞ…。


陛下、逝く。


「メリア、行こう。」






槍に貫かれ光の塵と化したザンザ。
そこに現れるアルヴィース。
「芝居が上手いね。」
「僕が変わってあげても良かったのに。」
巨人とアルヴィース…。
君たちはいったい…。





シュルク達は皇都へ帰還。

メリアの皇太子就任は1年先送り。
1年のあいだはカリアン兄貴が長を務める。

皇都の防衛機能に慢心していた。
反省する兄貴。

機神兵に対抗する巨神連合軍をつくるようだ。




一方シュルクたちは…

変な空気だ。

ダンバンさんは一人になりたい。
シュルクとラインは曇り顔。

リキとカルナは気を使っている。
メリアもやってきて、事情を聞いた。


機神兵に殺されたと思っていた幼なじみが、機神兵に乗っていた。
そりゃあ…変な空気になっちゃうよね。

シュルクはダンバンさんの所へ。
フィオルンは妹だったね…。

しかし、ダンバンさんは意外な言葉を口にする。
「俺は、一人で喜んでいた。」

「命は絶対に還ってこない。」
「それに比べればどうってことないと思うんだよ。記憶がなくなるくらい。」

さすがダンバンさんだぜ。

シュルク、決意する。


仲間の元へ戻る。
「僕は、フィオルンを取り戻したい!」
目的が決まったね。

おっと、メリアの兄貴に呼ばれた。

ホムスとノポンとハイエンターが手を取っている姿。
巨神界の進むべき道。
連合軍を引っ張って欲しい、と。

「少し考えさせてください。」
シュルク、やはりフィオルンのことを追いかけたい。

「私が皇太子として連合軍をまとめよう。」
「ここでお別れだな。」
そんな!メリアちゃんここでお別れ!?

シュルク達は兄貴に挨拶せず、旅立とうとする。
メリアちゃんの見送り。

「なんというか、私応援してるわ。」
カルナの応援。
メリアちゃん照れる。

「皆さん、出発ですか。」
カリアン兄貴!
「妹が一人残されて寂しそうですが。」

メリア皇太子に、

シュルク殿と共に、皇都を襲撃した機神兵の追撃をお願いしたく存じます。

粋な皇子様だぜ!


アルヴィースもついてくる!
機神兵の拠点までの道案内だ。


巨神の右腕を降りていき、機神の剣にある大剣の渓谷へ。

そこへ向かうには雪山を超えなければいけない。



フィオルンを取り戻す。
新たな目的を胸に進むシュルク達だった。

つづく