季節はずれの花が咲いている。
気候がおかしくなっている・・そう、考えるけど
花に責任は無い・・それよりすぐに枯れるのでは、と思うと
がんばれよ!と応援したくなる。
私が触れ合っている子と重ね合わせて考えてみた。
世間から見ると、今咲いている花と同じかもしれない。
でも、その子なりに頑張って生きている。
女の子と男の子が一緒の日、女の子が積極的に男の子にアプローチ
歩く事も出来ず言葉も出ない分、本人なりの動作で触れ合いを求める。
「お兄ちゃんに遊んで・・って言よるんよ」と言っても
男の子「恥ずかしい~」の一点ばり・・
新聞紙で作ったボール転がしをしながらも、
時々、ボールをお兄ちゃんに転がす。
お兄ちゃん、「なんで、僕んとこよ」言いながら私に返してくる。
二人の気持ちが、私なりに判る。
一緒に遊ばなければ、判らないし、気づきもしないだろう。
遊ぶのは、‘子どものため‘と言う人がいるけれど
‘遊ぶ時は自分が楽しく‘私はそう、思っている。
時々、顔を見せる子が「山崩ししよう」とやって来た。
「アッ今、音鳴ったよ!」「エ・・聞こえた~ばれたか」
「あたりまえよ~」話しながら笑顔になる。
薄暗くなった道を帰る後ろ姿を見送りながら、
どの子も一生懸命生きている・・・