90歳の姉を先頭に、姉妹がバスで15分の所に
「楽しんで行って来なはいや」
そう言って、送り出した夕方
甥っ子の車とすれ違う。
「どこ、行きよるが?」
「おばあちゃん迎え」
「なにばあちゃんは何、考えとるがやろ」
翌日、母に「みんな、仕事で疲れとるんやけん、バスで帰んなはい!」
お説教すると、首をすくめて「わかりました」
弟に、この事を話すと
意外な言葉が返ってきました。
「あれは、わしが送り迎えさせたがよ。」
「なに行きも帰りも車やったが!」
『普段、息子はおばちゃんらと
接することが無いけん、
こんな時に、車の中で話す機会もなからんと
家督を継いだ時、知らん人になったらいけんやろが』
おそれ入りました。
ファミリーの家長として言う事ありません。
ー幼い頃の弟に似た博多人形ー