がん薬物療法のイロハ2の続き




がん薬物療法の分類
・細胞障害性抗がん剤(化学療法)
・分子標的治療薬
・ホルモン療法(内分泌療法)
・免疫チェックポイント阻害薬
・緩和・支持療法
適切な順番や組み合わせは臨床試験で検証されます。
○細胞障害性抗がん剤
化学物質を用いてがん細胞の分裂を抑えて破壊します。これはがん細胞の増殖が早いことを利用しています。
しかし、正常細胞でも増殖が早い骨髄や腸管粘膜なども影響を受けます。
骨髄抑制や吐き気、下痢などの副作用があります。
○分子標的治療薬
がん細胞の増殖、浸潤、転移に関わる分子をピンポイントに阻害します。鍵と鍵穴のように薬が受容体にくっついて阻害します。
がん細胞が特定の遺伝子異常に依存して増殖していることを応用しています。
固有の副作用に、皮疹、高血圧、蛋白尿、血栓症などがあります。
○ホルモン療法
ホルモン依存性の腫瘍に対し、そのホルモンと反対の作用するホルモンを投与して細胞の増殖を防ぎます。
がん細胞が特定のホルモンに依存して増殖していることを応用しています。
効き目はゆっくりです。
副作用は比較的軽い場合が多いです。
更年期障害や肝機能異常などがあります。
私が今このホルモン療法を受けています。
○免疫チェックポイント阻害薬
これは最新の抗がん剤です。
悪性黒色腫や肺がんに使われているオプチーボなどがそうです。
これの説明の前に、がん免疫について紹介します
が、今日も疲れたのでまた明日〜〜