さて、3日間講義を受けて沢山の情報を頭の中に入れたので収集つきませんが、拙い言葉ではありますが、資料も見ながらできるだけ伝えたいと思います。

前回の3ではがんについての講義を紹介しました。

それの続きです。

がん薬物療法のお話です。

○がん薬物療法の特徴
・がん細胞の増殖を抑える薬。
   全身治療で画像に映る腫瘍にも微小転移にも
   ⇔局所治療は外科手術や放射線治療
・多くの臨床研究が進んでいる
   標準治療の確立(1番良いとされる治療)
   新規治療の開発(臨床試験、治験、先進医療)
・薬剤耐性が問題となる
   薬の効きやすさにより治療目的が変わる
   根治vs延命、緩和


○根治的がん薬物療法
主に急性白血病、悪性リンパ腫、精巣がん、絨毛がんなど、抗がん剤がよく効くがんの場合は画像に映るくらいの大きさでも根治が期待出来ます。

○薬剤耐性の獲得
多くのがん種では画像に映るくらい大きな腫瘍を薬物療法だけでは治し切れません。
がん細胞は進化し、抗がん剤を不活化させたりします。

○術後補助療法
胃癌、乳癌、肺癌、骨肉腫など、画像に映らないくらい小さな腫瘍であれば、治し切るチャンスがあります。 

○緩和的がん薬物療法
多くのがん種で延命や症状の緩和のため
50%以上の腫瘍縮小が得られた場合を効果ありと判断されています。
終了の時期は有効性や毒性による全身状態や本人希望によります。


まとめ

がん治療の目標により治療内容や強度かわ変わります。

画像に映るような大きさの腫瘍をがん薬物療法だけで治し切るのは難しいです。

がん治療の開始や継続はメリット、デメリットのバランスを考える必要があります。


次はがん薬物療法の分類について紹介していきます。












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