さて続きです。

次の講義の話の前に、今回のPAPを主催してくれたNPO法人キャンサーネットジャパンが制作して配布してくれた「患者さんのためのがん医療用語とお薬」から抜粋します。

結構分かりやすく解説してくれていました。

これを読んでから講義を聞くとよく理解が進みました。

よく目にする「エビデンス」
過去の臨床試験や文献をもとにした科学的根拠。
最も科学的根拠の高いエビデンスレベル1から根拠の少ないエビデンスレベル5:(専門家の個人的意見)に分類される。

私が自分の放射線肺臓炎を調べた時に、ステロイド治療は再燃性が高く、タモキシフェンの影響もあると言われているがエビデンスレベルは低いとあったのはそういう意味だったのかと改めて理解しました。

「緩和ケア」
末期患者さんのQOLを保つためと思ってましたがそうでは無く、早期がんの人も含め、がんと診断された時点から体や心、社会的な諸問題を改善する為にいつでも必要なときに提供されるものである。
思い違いしている事も多くありそうです。

「サイコオンコロジー」
心理学と腫瘍学を合わせた造語で、精神腫瘍学といい、患者さんやその家族のQOLの向上を目指す。また専門家が少なく、がん診療連携拠点病院など中心に設置する病院も出てきたところである。

私の通院しているところには腫瘍内科などは無くまだ設置されていないんでしょう。

「ドラッグラグ」
海外で標準的に承認されている薬でも日本では未承認で使えない状態。
これは最初の講義の時の質疑応答で問題提起されていたことですね。

疲れたので続きは明日かな




にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ
にほんブログ村