早慶大受験・正誤判定新研究188（問94）

問94　標準レベル

ブレトン=ウッズ体制について述べた文として誤っているものを、次の➊～➍のうちから一つ選べ。

➊　第二次世界大戦の末期、アメリカのニューハンプシャー州にある都市ブレトン=ウッズに参集した連合国は、自由貿易を理念とする開放的な国際経済秩序の形成を目指して連合国通貨金融会議を開催した。

➋　連合国通貨金融会議での合意にもとづいて各種の国際機関などが成立し、アメリカの主導で戦後の西側資本主義陣営の経済を支えていくシステムが通貨・金融・貿易の３側面から形成された。

➌　ブレトン=ウッズ体制のもとで創設された世界銀行は、ヨーロッパや日本などの戦後復興のために資金を融資する国際金融機関で、日本も東海道新幹線・東名高速道路建設など多くの事業に対する融資を受けた。

➍　ブレトン=ウッズ体制を支える国際通貨機構として外国為替相場の安定や貿易の活発化を図ったOECDのもとで、各国政府に対して金兌換を保証したドルと、各国通貨との間には単一為替レートが設定された。

＊問94の解説解答は、「早慶大受験・正誤判定新研究189（問94）を考える）」で確認してください。