*問題は、「早慶大受験・正誤判定新研究150(問76)」で確認してください。
問76 正解は➍。
➍ 「開発領主が成功を重ねる負名体制」の部分が誤り。
負名体制(ふみょうたいせい)とは、受領が一国内の支配にあたって公領を名(みょう)(徴税・土地経営の単位となる田地)に編成し、その田地の耕作を請け負わせた田堵を負名として把握する形態をいう。
負名体制についてはあちこちで触れてきたが、まずは次の記事を読んでおいてほしい。
また、この記事の問題5も頭の整理に役立つだろう。
問題5(200字以内)
律令国家による土地・人民支配はどのように変質していったか。
8世紀から10世紀の時期における土地・人民支配のあり方について述べなさい。