問題は、「早慶大受験・正誤判定新研究6(問5・6)」で確認してください。

 

問5 正解は

選択肢の文章に示された寺院は、すべて特定できただろうか。

 → 円覚寺(開山無学祖元)。

 → 慈照寺

 → 天龍寺(開山夢窓疎石)。

 → 建長寺(開山蘭溪道隆)。

 

に、天龍寺船の話が登場する。

早慶大受験生は、「博多商人至本(しほん)を中心とする貿易船」という部分にも注意しておきたい。

 

問6 正解は

は、「17世紀末以降、金銀の輸入を増やすために貿易拡大策が展開され」の部分が誤り。

この時期には、金銀流出抑制のため貿易統制策が展開された。

 

17世紀前半に推進された、いわゆる「鎖国」政策の結果、中国からの来航船が増えたこともあって、幕府公認の貿易港になった長崎での取引は年々増加していった

 

長崎貿易に対する制限は、金銀産出量の減少を背景に長崎貿易における金銀の流出が大きな財政問題になった17世紀末、5代将軍徳川綱吉の時代に本格化する。

長崎における貿易制限策は、1715年、新井白石のだした海舶互市新例(長崎新令・正徳新令)によって確立することになるが、こうした制限を加えなければならなかったところに、活発な長崎貿易の様子が逆に示されているといえるだろう。

 

海舶互市新例の内容についても、この機会に必ずチェックしておくこと。