◯正しい道をつかむ | 歯を残す生涯のかかりつけ医 野地デンタルクリニック

◯正しい道をつかむ

こんにちは^^
歯を残す生涯のかかりつけ医を目指す@のじみちよです。

英語コーチングでお世話になった、奥村美里さんのメルマガの内容に、興味深いものがありました。
転用okとのことなので、以下に一部抜粋いたします。

『多くの方がいつも何かに対して不安である。
大切なのは、
「いつも正しい道がわかること」』
以上抜粋

この変わり続ける道を、できる限り正確に掴んで進んで行く事が、
結果を出す為に大事、ということですね。

歯科でも、治療に対する考え方は様々です。

材料も、日々新しいものが生まれては、消えて行きます。。

消えると言うのは、つまり、良くなかったからか、プロ仕様で多数の賛同が得られなかったから、だとおもいます。

良くないものを掴まないようにするには、
信頼性の低い治療法を掴まないない為には、

自分の中に、考え方の芯があることが、大事だと思います。

私の中で、信頼できると思えるものの一つは、
治療した直後だけでなく、経過を追って、その内容も考察している先生のご発表です。
治療した直後が綺麗なのは、ある意味当たり前です。
それが長期経過の間に、どうなっていくか、
そこまで考えられている治療であることが、肝心だとおもいます。

材料では、実験データが示され、「良い」という根拠になっていますが、
よくよく見てみると、そもそもその実験体系に、隙のあるものも、見受けられます。

こういう思考は、日常臨床においても、日々行います。

例えば、歯の欠損のある患者さんの治療で、隣在歯の天然歯を削ることが治療計画に組まれた場合、
その妥当性が、本当にあるかどうかを、根拠の強さを、考えます。

歯石をとったり、歯磨きの指導をしたりするときも、
患者さんに、ここは絶対注目してほしい歯、というのを意識しながら、内容を組み立てます。

その根底にあるのは、
この患者さんの歯列の中で、失うと事態が深刻になる歯はどれか(key toothと呼んでいます)を診断し、
そこを守るにはどのような処置が必要か、という考え方。

長期の経過を考える中で、今必要な処置を考えることです。

そんな視点で、正しい道をつかめるように、努力していますニコニコ