安全キャビネットを使う薬剤師のイラスト 

2022年5月26日に非小細胞肺癌の新しい補助化学療法が保険承認となりました。

病理病期II期、IIIA期でPD-L1の発現が陽性(TC1%、PD-L1ベンタナOptiView SP263)の患者さんに対し、

プラチナ併用化学療法後に抗PD-L1抗体アテゾリズマブを1年間投与します。

IMpower010試験では、 支持療法(BSC:best supportive care)と比較して、アテゾリズマブによる治療が、再発または死亡のリスク(無病生存期間、DFS:disease-free survival)を34%低下させたことを示しました(ハザード比:0.66、95%信頼区間:0.50~0.88)。 主な副作用(5%以上)は、甲状腺機能低下症、そう痒症、発疹、AST増加、ALT増加、甲状腺機能亢進症、発熱、関節痛等でした。

非小細胞肺癌術後病期II期、III期の患者さんの術後再発率は50-70%と高率であり、有効性の高い術後化学療法が期待されていました。
 
【効能・効果】

PD-L1陽性の非小細胞肺癌における術後補助化学療法

 

【用法・用量】

通常、成人にはアテゾリズマブ(遺伝子組換え)として11200mg 60分かけて3週間間隔で点滴静注する。

投与期間は12カ月間までとする。

 

当院では手術後の補助化学療法は呼吸器外科で行っております。

 

・外来診療体制

 

外来診察日         

曜日  月
呼吸器外科 伊藤
木村
吉村 富山  伊藤 吉村
木村
     
呼吸器内科 山本 湯村 湯村 永野  小林/
高宮
     

 

済生会兵庫県病院呼吸器外科、呼吸器内科

兵庫県神戸市北区藤原台中町5丁目1-1

http://saiseikai.info/reception/ambulatory/

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