ミラーライアーフィルムズ AKITA上映祭2日目第二部 | この辺りの見所の者

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2024/3/17

3/16日はミルハス、17日はアルヴェシアターで、ミラーライアーフィルムズ秋田上映祭が開催。

なんかクリエイターの育成・発掘を行う短編映画プロジェクトらしい。今回がシーズン5。

企業版ふるさと納税の制度を活用したもので

秋田市の全面協力のもと、地域の一般参加型のプロジェクトで秋田県内の6大学から学生が映画製作やワークショップに参加。ワークショップから秋田市の学生が短編映画を製作発表したり、

都心の、まあ著名人や芸能人、映画監督や俳優が来て短編映画に参加したりと結構豪華。


自分は2日目に行ったけど、体調ドン底で第1公演のワークショップ作品発表は観に行く事が出来なかった。秋田市をロケ地にしたワークショップ作品は、5月に正式に観れそうなので、それを楽しみにしてく。正式上映前のプレミアム上映祭が今回ね2日間に渡る秋田上映祭。


6本の短編映画上映前にゲストが登壇。






写真はフォトセッションより。

上映前のトークで、新しい技術が映画では初めて使用された[MIMI]。(ミュージックビデオは先に製作。)のナーフというAIを使った映像の話や、竹中直人氏が控え室でのBGMの梟の鳴き声の環境音楽で眠くなった話などが印象に残る。わあいわあい有名人だと田舎者丸出しで見ていたのは、言うまでもない。


5/31日の正式上映の前の先行プレミアム上映。

一般公募作品からの三本も加えた計6本の短編映画。


秋田は制約か武器か。テーマらしいけど、キツい言い方すれば、秋田に残っている人(残らざるを得ない人)のガス抜きか、やりがい搾取かなと思えたりもする。スローガンが立派でも、県外に逃げて行く人は全国で秋田県がトップなので、スローガンと結果が現時点では伴ってはいない。自治体にとっては、秋田のために若い人たちに向けててやってますアピールにもなるし、学生も学生時代の思い出にもなるし、観に行く人も有名人見れる。

心地良い現実逃避に浸れる。


このプロジェクトは、少なくとも3年は継続してから初めて地域に少し根付くようになるのではと思うので、今は秋田のためにという気はさらさら無い。長い眼で見ないと行けないので、3年後にもまだ継続出来ていたら評価出来るのではないかなと思う。


6本の短編映画を続けて観ると、監督によるロケ地が同じでも、こんなに映像に個性が出るもんだなと思えた。監督の念か業が映像に念写されてるかの様。ネタバレにならないようにブログ書いているけど、豪華な俳優陣の個人技が見れたり、長編映画の一部分の様に思えた短編だったり、シュールな漫画が、そのまま映像になっていたり、唯一海外から一般公募で参加した作品のスタイリッシュのテンポや退廃感が映像に現れていたり、ナーフを使った作品は、ナーフの実験映画的に見えてナーフ黎明期に接する事が出来たとか、刺激的ではあった。


秋田関係無く、短編映画の刺激的な上映祭という感じで受け止めた。


田舎だと、心地良い現実逃避は必要不可欠。ただ稀に種が様々な困難にも負けずに花を咲かせる可能性もなくはない。

この秋田上映祭が、種蒔きから育てる段階に入ったので枯れずに花を咲かせて欲しいかな。石の上にも3年。そこから。


非秋田県民より。