11月18日、新日本フィルハーモニー交響楽団、定期演奏会 すみだクラシックへの扉 第11回
すみだトリフォニーホール
すみだトリフォニーホールに行くのは何年ぶりかな。15年以上は経ってはいる。
沖澤のどかさんの指揮はYouTubeでN響指揮の演奏会を観たときに、ハーモニーの層の整い方が素晴らしい方だなと思った。
来年度から京都交響楽団の常任指揮者に就任する。上京のタイミングで聴ける機会を逃したくは無かったので安い席を購入。
3階の最後方の一例前の席。トリフォニーホールから十分に聴けるから大丈夫。
モーツァルト:フリーメイソンのための葬送音楽
端正に落ち着いた演奏。生演奏は初見。
マーラー:亡き子をしのぶ歌
バリトン 大西宇宙
弦の響きがマーラーの響き。バリトンの大西宇宙さんの歌に寄り添ってはいたけど、歌のトーンとオケのトーンが微妙に一体感があったかはわからなかった。初めて生演奏で聴いたからそう感じたのかも知れない。沖澤のどかさん指揮のマーラーの交響曲は聴いてみたい。大西宇宙さんのバリトンはコントロールの効いた歌。
休憩後に
ブラームス交響曲第4番 ホ短調
1楽章と2楽章は、端正でインテンポ気味。サラサラと進んでいく。3楽章で弾けるようにギヤを上げていく演奏。
沖澤のどかさんの指揮は、ぎゅっとオケの音色を締めてバランスを整えていく感じに聴こえたけど、3楽章から4楽章で快速にテンポ上げて甘さと淋しさとかの感情を排した演奏。ここまでパッションとグルーヴ感ある演奏するイメージは無かったので驚いた。
意外と創りあげる音楽の重心は低くて嫌いでは無い。
あと指揮者が女性なのは音楽には一切関係ないのはハッキリわかった。もう一回、別の曲でも聴いてみたいね。