（3月18日はのがっちの10＋○回目かの18歳の誕生日です。
お誕生日おめでとうメッセージはこちらで受け付けています）
どんなに楽しいことだって。
どんなに悲しいことだって。
どんなに嬉しいことだって。
どんなにつらいことだって。
時間がたてばその時の
胸の鼓動や締め付けは忘れてしまうもの。
それが生きてるってこと。
生きているといろんな出来事と出会う。
そのひとつひとつに
何らかの感情を持つこともできれば、
あえて何も感情を持たずに流すこともできる。
それでも「感情を持たない」という感情を
持ってしまっているわけだから、
そういう意味では目の前で起きるあらゆることに
感情を持たざるを得ないのが人間だろう。
そうやって生まれたひとつひとつの感情は、
その人の性格を形成したり
その人の未来に何らかの形で役立ったり、
次の出来事に対する感情への布石になったり
数分後には忘れ去られてしまったり。
そんな風にして何らかの形で昇華される。
消化といってもいいだろう。
だけど人間は過去の出来事に対しての生々しい感情を
いつまでもずるずるとは引きずらない。
そりゃ「とても楽しかった」「本当に悲しかった」
「飛び跳ねるほど嬉しかった」「死ぬほどつらかった」という
感情そのものと、感情を説明するための修飾語は覚えているが、
その出来事の最初から最後までを映画のようには覚えていない。
もしそんな風に人間の頭ができていたら、
過去のことだけで頭がいっぱいになって
いま目の前で起こっていることへの感情が生まれなくなるだろう。
そうなったらもう人間じゃない。
目の前で起きていることに喜怒哀楽するからこそ人間。
目の前で起きていることを、
今や未来に役立てていくのが人間。
過去の記憶は今や未来をより良くするための礎。
2011年3月11日14時46分。
たくさんの命、希望、光を奪った東日本大震災。
たくさんの涙、絶望、不安を生み出した津波と原発。
あらゆる出来事と感情が過去として風化されていく。
だけど本当は忘れたくない、忘れられない、
忘れてはならない出来事も人間にはいっぱいある。
記憶というものが過去のものを整理整頓して
今と未来のためにあるものなら、
その整理整頓された記憶を取り出して
あの日のことを思い出す作業をしてみようか。
きっと僕らはそれをしなきゃならない。
そうすることが生き残った僕らに、
元気に生きられている私らに、
大して被害を受けなかったあなたに、
どこか対岸の火事気分だったお前に、
課せられていることなのではないだろうか。
どんなに楽しいことだって。
どんなに悲しいことだって。
どんなに嬉しいことだって。
どんなにつらいことだって。
時間がたてばその時の
胸の鼓動や締め付けは忘れてしまうもの。
だけど忘れちゃならないことを
思い出すことだって人間にはできる。
忘却と対立して過去を現在に捉えることだって、
未来に繋げることだって人間にはできる。
それが生きてるってこと。
それが生きていくってこと。
そして僕らはここにいる のがっち
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