こんにちは。Elmarです。
只今、カナリア諸島のとある島でバカンス中の我が家。
この島には、飛行機でやって来ました。
子どもの頃から、幾度となく飛行機に乗ってきましたが、今回は、乗客として初めての体験をしました。
それはタッチ・アンド・ゴー。
(飛行機が着陸して一瞬車輪を滑走路に接触させたあと直ちに離陸する動作。)
天候もよく、機体に揺れもなく、車輪が滑走路に触れたのも感じたんですが、そのまま飛び立った時には、「???」となりました。
飛行機に詳しいエンジニアの夫は、すぐにナーバスになりました。
「これだけ視界も良好で、風もないのに、離陸できなかったなんて、機体トラブルに違いない」と言い始めました。
再び離陸して、どんどん高度を上げる飛行機。
コックピットからのアナウンスもなく、乗客も静かで、落ち着いているように見えました(夫以外は)。
離陸しなかった理由が気になりましたが、仮に最悪の事態になっても、子どもの前では最後まで不安を見せたくないな、と私は思いました。
「私は、穏やかに人生を終えたい!」
そんな気持ちが、湧き上がるのを感じました
今、休暇を楽しめているのは、2回目の着陸が成功したからですが、このタッチ・アンド・ゴーは、人生の終わりが突然やってくる可能性を初めて肌で感じた出来事でした。
コックピットからは、「着陸線を越してしまったから、再び離陸した」とのことでしたが、翌日夫が当該機の航路を調べると、一回目は滑走路の随分端に着陸し、滑走路から斜めに飛び立っていました。
何があったのかは分かりませんが、「当たり前の日常が決して当たり前ではないこと」を改めて思い出させてくれた出来事でした。