「キッチンくろまめ」には、テイクアウト用の米粉パンが並んでおり、隣の喫茶コーナーで飲み物と共にいただけるとのこと。ちょっと文化祭の喫茶店っぽい素人感があり、水から金曜日のみの営業。仲良しそうな地元の主婦3人でやっていて、好感が持てる。15年ぐらい前、地域おこしのための商工会議所主催の料理コンテストで見事優勝し、それから商品として喫茶店で販売する流れになったらしい。

 

月見黒豆バーガーを頼んで作ってもらっている間に、頼んだ紅茶と店頭のミニシフォンケーキを買って、まったりした。「黒豆のパティってアイディアがすごいですね!」と話しかけると、「この辺では米と黒豆しかとれんから、その2つを使ってなんとかせなとがんばった」みたいなことを言われていた。

 

100%植物性のバーガー。豆臭さが全然なく、優しい味のたれであっさりしており、胸焼けなどは皆無。身体によさそうだった。平日しか開いていないので、私は行ったけどねって自慢できそう。

 

雨が強くなってきそうな空模様。駅まで戻り、バックパックを回収して、これでローカル単線は最後。

 

車窓の曇り空の風景を眺めながら、タクシーの運転手さんに「大阪では景気の良い話とかあるんか?」って聞かれたのを思い出した。その裏には、過疎化が進み、景気の良い話がなく、先細りな空気があるのだろうと思った。今は、日本中そんな感じな気がする。