風が吹く季節はもうとうに終わってしまったのであろうか。

ただただ寒すぎるだけの夜である。

 

 

このぐらいの季節になると、自分のいままでに積み重ねてきた選択のすべてが間違っていたような気がして、生暖かいものが背筋を凍らす。

はて、こんなことをしているのは正解であろうか。

おそらくは考え付く限り、最悪の失敗であろう。

 

 

私はお菓子を買うと大体5日ほど放置してしまう人間なのだが、わかる人はいるだろうか。

なんとなく、「今ではない、今ではない」と繰り返してしまう。

5日くらい経つと、「さすがに食べるか」となる。

 

 

私は読書が好きでよく本を買うのだが、偏ったものしか読まないので、なかなかに実益のある情報は手に入らない。

最近の愛読書はムーである。

 

 

月刊誌を集めるのは楽しい。

ただし一回お小遣いを使い切ってしまうと、次の月までお小遣いを待たねばならず、お小遣いを入手したころには、その月の月刊誌がすでにスクラップにされており、11月号分だけ欠けてしまい、もう集めることはなくなったとさ。

 

 

最近の私というものはどうも音楽が嫌いになってしまった。

聞いても以前ほど楽しくないし、演奏するなんてもってのほかである。

早くピアノ辞めたい。

だいたい音楽なんてあまりに無力だし、できるからなんだというのだ。

ぼくやぼく以外ごときが音楽で天下なんて取れるものか。

音楽なんて無意味である。

楽しくなんてないのさ。

 

 

今月が始まったということは、今月も終わる日が来るということだ。

そしたら、次が来て、次が終わって、2025が終わって、2026になって、2026が終わって、21世紀が終わって、ドラえもんができて、やがて宇宙が終わるのである。

宇宙は現在、爆発して爆炎が広がっている状態に近いという話を聴いたが、膨張が終わったらどうなるのだろう。

また一点に集中して、その圧力で爆発して、永遠にそれを繰り返すのだろうか??

そしたら宇宙が始まる前という状態はもともとなかったのだろうか。

それは納得がいかない。

私の願いは宇宙の始まる前を見ることだ。

死んだら、答え合わせのように見ることができるだろうか。

宇宙の前、そこにあったもの、考えれば考えるほど遠くなっていくではないか。

 

 

ドラゴンは実在するか。

ユニコーンは実在するか。

 

宇宙を片っ端から探せば、いそうな気がするし、もしかしたら、僕と同姓同名の生き物が存在するかもしれない。

ワクワクしないだろうか。

私はワクワクする。