読書日記vol.9 | R.Gallagherの世界一面白いブログ!!

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今晩は。

今回は友人リンクして頂いている方の日記で知った『世界から猫が消えたなら』の感想を綴らせて頂きたいと思います。

結論から言えば、カフカ的な不条理な世界観や設定がコミカルに展開されていて、作者の川村元気さんのセンスの良さに感嘆してしまいました。

自分がもしも小説家だったとしたら、こんな文章が一度は書いてみたいと思わせられました。

カフカ的不条理という観点から考えますと、
大学卒業間際にバイト以外にする事も無く読書の虫となり、大学院浪人になるきっかけともなった村上春樹さんの『TVピープル』や『パン屋再襲撃』を連想してしまいました。

それ以前は、学生運動が全盛の時代に敢えて孤高を気取るノンポリ大学生の性生活を描いているだけ(に感じられた)の『ノルウェイの森』にどうにも馴染めず、村上春樹さんが嫌いでした。

しかし上記の二つの短編集で村上春樹さんへの印象が自分の中で一変しました。

『世界から猫が消えたなら』は、そんな自分の甘苦い過去を思い出させてくれる良作でした。

読書の楽しさを再認識させてくれる作品だとも思います。

川村元気さんの今後の作家活動にも、注目していきたいです。

最後まで読んで下さって、
本当に有り難うございました。


それではまた、
次回の日記にて!!