独身のころ、子を持つ友人と少しずつ
疎遠になっていった。
 
そして角田光代さんの、「対岸の彼女」に共感した。
 
ナオコーラさんのこの本は、
育児者同士で繋がって、子育てしやすい社会を作るのではなく
 
育児に関係のない生活をしている人も
楽しめる読み物を書きたいと
かなり心を開いて書かれています。
 
流産や不妊治療のこと
夫の給与のこと
本が売れないこと
傍流をいく覚悟
 
この文章を読んで安心する人がいるのではないかと
世の中を信じて書いてみるナオコーラさんに
深く感銘を受けながら読みました。
 
なら買いなさいよ、って話ですが。
(いつも図書館で借りてごめんなさい、ナオコーラさん)
 
  (後日購入しました(笑))
 
 
親か、親でないかで分けてコミュニケーションを取ろうとすると
こぼれ落ちてしまうことがたくさんある。
経験の有無で、話題を変えないということ。
私もやってみようと思います。
 
特に考えずに使っていた、
旦那さんとか主人とか言うのもやめよう。
私も男性的で
夫も女性的なものを持ってる。
 
 
 
本は、いい。
産後、文字があんまり頭に入ってこなくなったけど
それでも少し、本や映画に触れると
「文化は心の疲れや傷を吹き飛ばしてくれる」
というナオコーラさんの言葉が沁みこんできました。
ブックカフェをしたいなと思う私の気持ちです。
 
 
 
...
私たちがこの世に居られる時間は短く
 
誰かが言って欲しがっていると推測して
自分が信じていないことを言う一瞬一瞬が
 
この世での時間を無駄にしている
...
チママンダ・アディーチェ(本書より)