かわら版 No.1426 『新代表に』 | 野田よしひこの オフィシャルブログ「『かわら版』+」Powered by Ameba

かわら版 No.1426 『新代表に』

  9月23日、立憲民主党の臨時党大会が開催され、代表選挙が実施されました。「政権交代前夜」と位置づけたこの代表選で、私が当選を果たすことができました。


  17日間もの長きにわたり演説会・討論会などで全国行脚する戦いでしたが、地元の皆様からは物心両面にわたる力強いご支援とたくさんのご激励をいただきました。お陰様で勝利できました。深く深く感謝申し上げます。


  今週は、幹事長、政調会長、国会対策委員長、選挙対策委員長などの骨格人事をまず固め、新しい執行役員会をつくります。「次の内閣」も再編成し、マニフェストづくりに着手します。解散・総選挙も近いでしょうから、直ちに総合選挙対策本部も立ち上げます。


  枝野幸男さん、泉健太さん、吉田はるみさんはもちろん、各候補を応援した人たちとはもう「ノーサイド」です。適材適所で挙党態勢をつくります。


  「政治は理屈で動かない。信頼で動く」が、私の政治信条です。国民民主党をはじめとする他の野党との誠意ある対話も開始します。


  自由民主党総裁選挙の投開票日は9月27日です。9人が立候補する激戦ですが、私は次のような観点から総裁選を注視しています。それは、裏金問題及び旧統一教会問題を「再調査」するのかしないのかです。


  9候補とも出馬を表明する記者会見では、「今頃言うなよ」とつぶやきたくなるほど政治改革に前向きでした。ところが、選挙に入ると安倍派や二階派の国会議員票を意識してでしょうが、裏金事件という脱税事件の解明に全員が消極的になってしまいました。新しい事実が出てこない限り、再調査はしないとのことです。


  旧統一教会問題も自民党は党として調査したが「組織的関係はなかった」としてきました。ところが、2013年、当時の安倍総裁が旧統一教会会長と党本部で面談し、選挙支援について協議していたことが濃厚となりました。組織的関係がなかったとは言えない状況です。


  また、所属議員については自己申告で、党の責任で調査していません。安倍元総理については、一切調査していません。組織的関係、議員個人の関係いずれも、新総裁のもと、臨時国会までに党として再調査すべきです。


  私は安倍元総理に対する追悼演説で、安倍氏の光と影について触れました。影の1つは裏金問題。もう1つが旧統一教会問題です。そして、これらは自民党の影の部分でもあります。


  これらの問題を明確にけじめをつけられる候補がいるのかいないのか。推薦人の多くを安倍派に頼っている候補ほど後ろ向きでしょう。


  立憲代表選という準決勝は勝ち抜くことができました。総選挙という決勝を争う自民党総裁は誰になるのか。予算委員会や党首討論における対戦を楽しみにしています。