終わりと始まり | 東京農業大学ラクロス部 男子

終わりと始まり


こんにちは。

MGなおです。



先日新旧幹部MTGが行われ、入れ替え戦の反省や今年の取り組みについての反省などを引き継ぎました。



なので、これが最後のブログ更新かと思うと、ちょっぴり寂しいです笑

現役には、同じことの繰り返しかもしれないけど、少々お付き合いください。







みんなの心がひとつになった時、

農大は本当に強い。





私がこれを感じたのは、一年生のリーグ戦最終戦、横国との試合でした。

この試合は、集客試合ということと、横国が上入れ替えをかけた試合だったので、観客が多くいました。



私は、この時ベンチの裏に入っていました。

当時格上相手の横国に、農大は途中までリードしていました。

しかし、4Qで追いつかれて、最後の最後に逆転されて負けました。



でも、あのとき、負けた悔しさもあったけど、今までの農大の試合とはぜんぜん違う試合をしていました。

先輩たちの、チームの勝ちたいという思いがすごく伝わってきて、最後まであきらめない姿勢がプレーに出ていました。

そんな姿が、見ている人にも伝わったのだと思います。



あの試合で、農大はフィールド、ベンチ、スタンドがひとつになっていました。



私は、その光景にとても感動しました。



後日、その年の明治の主将さんからメールが来たのを今でも覚えています。



横国を相手にした農大の底力をみて、スタンドで我を忘れて応援していたこと。自分たちの入れ替え戦がかかっていたけど自然と農大を応援していたこと。

まさに農大はスタンドを魅了していたと思う。





結果次第で、自分たちが入れ替え戦にいけたのに、私たち農大を応援してくれていた。

こんなにうれしいことは、ありませんでした。

でもそれくらい農大は、見ている人に何かを与えたのだと思います。





だから、私はあんな試合ができるチームになりたい。

見ている人も自然と応援したくなれるようなチームになりたい。





そのためには、まずみんなをひとつにすること。



チームとしての統一感だったり、

プレー以外の面でも当たり前のこと当たり前にできるようになること。



あげたらきりがないくらい、たくさんやることはあります。

でもそう簡単には、チームは変わりませんでした。



2,3年生のころは、先輩に対しても、いろいろ自分の考えを言ってみたりしました。

賛同してくれた先輩もいたし、そんな先輩たちに後悔してほしくなくて、やっぱり全員で勝ちたい、そのために私ができることは、チームに発信し続けること、諦めないことだと思っていました。これをやめてしまったら、一部にはいけないと思って、どんなに苦しくなろうといつか絶対にわかってもらえる日がくると信じて。だからこそ最後まで自分の言ったことには責任を持たないといけない。



同期のかずきやひろととは、わりと前々からチームのこととか話していたので、4年になってからは、同じような考えを持つ人が増えていて、真剣に考えている選手もたくさんいたからこそ、自分ももっともっと考えて、がんばらないといけないなって思っていました。



今年は、ある意味、農大がガラッと変わった一年だったと思います。



本当に色々変えたし、変わったし。



もちろん、みんながみんな満足いくかって言ったら、違うのかもしれないけど。

きっと後輩たちは、この1年間できっと何か感じてくれたものがあるはずだから、

それを受け継いでくれたら、うれしいなと、4年生は全員思っています。

かずきも言ってたけど、
4年生が一番練習した。
これは、事実。
みんなそれぞれ研究とか就活とかあったけど、それを犠牲にしてもラクロスに懸けてた。

口だけの四年生には、なりたくなかったしね。

だから、同期がこの一年で本当に上手くなったなって思いました。
もちろん、後輩たちも成長してたけど、四年生になってさらに上手くなるには、本当に練習しない限りできないと思うから、
相当頑張ったんだなって思う。努力は裏切らないってこういうことなんだね。
最初は先輩たちに、すごい心配されてたけどね、ここまで来れたなんて(^^)
まぁ普段はあんまり同期のことを褒めるようなこと言わないけど、最後ぐらいね(笑)








大人数がいるチームで、自分ひとりが何をしようと変わるはずがない。

だから、自分は人任せ。



その考え方は、いつか自分を辛くさせると思う。



ひとりひとりがチームの一員だし、チームを変えるきっかけになるし、そうやってチームを作っていくから、チームスポーツは面白いんだと思う。

だから、全員でチームを作っていってほしいな。



私がMGリーダーとしてやってきた中で、何回かMGに対して言ってきたことがあります。MGも近年で一気に人数が増えました。増えたことでいいこともあれば、仕事が減ってしまうことで悩むMGもいたりしました。私も悩みました。

確かに目の前にある仕事は、限られているから、減ってしまうかもしれない。

でも、自分がどういう風にチームと関わっていくかを考えたら、いくらでも出てくるのではないのかな。



だから私は、みんなにこんなことを言っていました。



十人十色っていう言葉があるとおり、

みんながみんな同じMGにならなくてもよい。





たぶん、こんなことを言っていたので、みんなを相当悩ませてしまったリーダーでした!みんな本当にごめんね。



でも、これは、MGだけじゃなくてプレーヤーにもの言えることだと思います。だから、



自分らしいプレーヤー、MGになってください。



正解なんてどこにもないのだから、
自分らしさをだしてがんばってほしいなと思います!









そして、OB・OGの皆様


全員がこのブログを見てくださっているかわかりませんが、

農大は来年、もっともっと強くなってよいチームを作ってくれるはずです。

だから、一緒にチーム農大として、頑張っていきたいと、今の4年生は思っています。

入れ替え戦のスタンドの応援が、どれだけ選手の力になったか。

私は、コーチボックスにいたので、皆様の応援がいつも目の前にあって、どれだけ勇気を頂けたことか。それくらい、OBの皆様の力は大きいのだと改めて実感しました。

今年1年、本当にありがとうございました。

来年度以降も、農大が一部昇格できるように一緒に頑張っていけたらと思います。

よろしくお願いします。






話は戻って…

入れ替え戦の2日後には、4年生で朝集合し、倉庫&会室掃除、試合の反省と1年間の総括をするために集まっていました。もうこうやって全員で集まることももうなくなるかと思うと寂しい気持ちでいっぱいでした。
多分、同期みんなが思ってると思うけど、この一年で本当に仲良くなったと思います。辛いことも楽しいことも一緒に過ごしてきたからこそ、絆が深まったんですね。
私も同期のこと、大好きになりました。一生の仲間です。



そして、先日ファイナルを見て、4Qラスト3分くらいで自分たちの入れ替え戦を思い出してしまいました。

タイマーでベンチに入って、その日は試合がすごく長く感じました。4Qのラスト3分までは。
でもそこから、時間が過ぎるのは一瞬でした。必死に時間を伝えながら、選手が目の前でプレーしている姿を思い出しました。


入れ替え戦が、終わって少し時間が経って、いつまでもくよくよしてちゃいけないって思うけど、やっぱり思い出す。だめですね。。。今でも忘れられません。

試合後、互いにエールを送りあったとき、最後のかずきの涙をかみ締めるような声は、今でも鮮明に覚えています。



この1年間、私たちがやってきたことは間違ってなかった



これを証明したくて頑張ってきたけど、

一部に行くには、何かが足りなかった。



でも、この悔しさは、きっと後輩たちが晴らしてくれる。

そう信じています。


四年生の夢を、
現役のみんなに託します。


そして、来年こそ一部昇格して、

笑顔で主将を胴上げしてほしい。



きっと今年以上に頑張らないといけないことはわかっていると思うけど。

みんななら、絶対に大丈夫。
そう信じてます。


みんなの心がひとつなった時、
農大は本当に強い。



来年、現役とOBOG一緒に証明しましょう( ´ ▽ ` )ノ



最後になりましたが、
本当に4年間ありがとうございました。

ラクロス部に入って、本当に良かったです。





MGリーダー 関口尚美

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