先週から仕事がいくつか重なって忙しく、睡眠不足が続いていました。
そしたら、まあ、顔のおばあさま感が!
クマというクマ、タルミというタルミが「我ここにあり」とばかりにいつにも増して堂々と主張し、ヘアカラーしてそれほど経ってはいないが、すぐというほどでもないという微妙が状態の髪もパサついて、なんだかもう…です。
その状態で会議。行きたくねえー。
気に入らない服を着ているときみたいに、心の奥底に「あー、今日は(いつにも増して)老けてるよねえ。やつれてるよねえ」という意識があるけれど仕方ない。ニコニコ笑顔で行ってまいりました。
そこでものすごく久しぶりに、かつてお世話になった方に会ったのです。「お世話になった」と書いていますが、5歳ほど年下の男性。当時からあまりふさふさではなかったけれど、さらに髪は薄くなり、なんとなく小さくなったような気がしました。
老けたな、と思いました。
もちろん、向こうも「老けたな」と思っているに違いありません。
でも、わたしは、なんだか心のなかが温かくなったのです。久しぶりに笑顔で会えてうれしかったのもあるけれど、「小さくなった感じ」が琴線に触れたのです。ああ、なんかがんばってこられたんだなあ。そしてこうやって年を重ねたんだなあ、という感じ。
「老けた」というとマイナスのイメージがあるけれど、その印象や言葉に込められるものは、実はとても複雑。ときに豊穣ですらあるのです。
それぞれの場所で時を重ねた。
自分も、おそらく相手も戦った。
人生はいろいろある。
元気でよかった。
・・・とか、そりゃもういろいろ。
それが「素敵」か否かは、「見るほう」の判断に委ねられているのです。
わたしたちは、あるがままに、そこにあるだけ。それしか、できん。
老けゆくままに、ごろりと、そこに存在するのみ。
老けたくない、という前に、
人々のさまざまな今のあり方の中に、
「素敵さ」を見つけられる人でありたいと思いました。
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