病院、それも大きな総合病院にお世話になると、お医者さんも看護師さんも、みんなとっても忙しそうなので足早に過ぎていく後ろ姿を見つめながら「そろそろ、質問してもいいかな?」とか「ああ、もう少し待ってみよう」なんて迷っているうちに、時間だけが過ぎてトボトボと帰ってくる…なんてことがしばしばあります。

 

 

コロナ禍のいまは、そんな悩みも懐かしいほどに病院内に入れなくなっていますが、だからといって、「総合病院」という「大きな組織のルールと段取りで機敏に動く人々を前にして感じる気おくれを問題」は、患者や患者の家族の多くが抱える悩みの一つであることに変わりなし。病気や介護のストレスも、やはり人間関係に由来する面が多いのですね。あー。わたしたちって、どこまでも人間関係に悩む生きもの!

 

 

このお医者さんや看護師さんなどへの「気おくれ」が重なると「聞きたいことが聞けない」「言いたいことが言えない」が重なり、それが次第次第に「不信感」となって、あれを見ても不信感、これを見ても不信感になり、いつの間にか「不信感」をコレクションする状態になり、コレクションした不審材料を心のなかで反芻し、反芻すればするほど、どんどんどんどん膨らんでしまって揺ぎない「確信」になり、いざ、面と向かおうというときの気持ちはもはや捨て身の「突入」、面と向かってしまうと「決闘」、最悪の場合は、「爆発」という事態にもなりかねません。

 

 

この「不信を生むコミュニケーション問題」なんとかしたい。根本解決するなんて大げさなことはできませんが、ちょっとぐらいほぐせないものか。そう考えて、わたしが一応代表なんてことをしているウェブマガジン「どうする?Over40(オバフォー)」の介護トークプロジェクト「カイゴデトックス」で無料オンラインイベント「プロと話そう」を開くこととなりました。

 

 

この「プロと話そう」は、医療や介護に携わる専門家の方を招いて、お話を「拝聴する」のではなく、いっしょにいろいろとおしゃべりするなかで「あまりにも日常的で些末なので聞きにくかったこと」を聞いてみる会です。4月に開いた第1回は、言語聴覚士さんといろいろお話し、大変好評でした。第2回めとなる今回は、高齢者医療やリハビリにも通じたお医者さんをお招きします。

 

 

私たちオバフォーのメンバーがいろいろ質問する様子をZOOMで視聴していただくスタイルです(お顔は映りませんのでご安心ください)。今回は、お招きするゲストの「こじんまりとした規模で開きたい」というご要望に沿って15名限定となります。

 

 

ゲストは、ちょっとシャイで柔らかな雰囲気の魅力的なお医者さんです。当日は、飲み物などを片手に、どうぞ、気楽にご参加ください。

 

 

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ご応募、お待ちしています。