ボンビーな人から慰謝料はとれるのか? | 岐阜市で探偵社&法務事務所を経営する浮気調査の専門家 野田知宏の本音ブログ

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ボンビーな不貞行為の相手方、ボンビーな配偶者から慰謝料をもらうことはできるのでしょうか?

 

※ボンビー.:貧乏を意味する俗語。 テレビゲーム桃太郎電鉄シリーズの登場人物の1人。

 

もちろん、ボンビーだからと言う理由で慰謝料を支払わなくても良いということはありませんが、ボンビー(お金の無い人)から慰謝料を獲得するのは至難の業かもしれません。

 

実は、裁判での勝訴と、実際に慰謝料が支払ってもらえるか否かは、必ずしもイコールではないということはご存知でしょうか?

 

 

例えば、こちらが裁判で慰謝料300万円を勝ち取ったとします。

 

もちろん、裁判で勝ったからといって、裁判所の人が相手方から回収してきて、こちらに持ってくれるということはありません。

 

ですから、相手方が支払ってくれるのを待つしかありません。

 

つまり、相手方は判決を無視して、支払わずに放置することが可能なのです。

 

つまり、裁判で勝っても、慰謝料を支払うかどうかは相手方次第なのです。

 

 

もしも、支払ってもらえなかった場合に、こちらが執り得る手段が「強制執行」です。

 

簡単に言うと、裁判所に手続きをして、相手方の「財産」や「債権」を差し押さえることによって慰謝料を回収する方法です。

 

差し押さえの対象となる「財産」や「債権」には、主に以下の様なものがあります。

 

・財産:家屋や土地などの不動産、自動車、宝石や貴金属、腕時計、家財道具など

 

・債権:預貯金、売掛金債権、給与(給料)など

 

 

お~っ!そんなにたくさんあるのか!それなら簡単に回収できるじゃん!

 

と思われるかもしれませんが、実は、以下の様な理由で、ことボンビーから強制執行によって回収するのはとても困難です。

 

・不動産:もそそも不動産を所有していません。あったとしてもローンが残っていて(抵当権が付いる)、差し押さえができません。

 

・自動車:ローン中(所有者がローン会社)の場合は差し押さえできません。ローンが無かったとしても二束三文のボロ車では意味がありません。

 

・宝石や貴金属、腕時計:それに、そんな高級品をボンビーが持っているとは思えません。カシ●の2980円の時計を差し押さえたところで意味が無いですからね(笑)

 

・家財道具:生活必需品など、多くは差し押さえを禁止させていて差し押さえることができません。それにボンビー家にお金になりそうな家財道具はありません!

 

・預貯金:現在は銀行名と支店名までこちらが把握していなければ差し押さえができません(近い将来、法改正で裁判所から開示できるようになるらしい)。ていうか、そもそも、差し押さえで回収できる様な貯金があればボンビラス星(ボンビラスな世界)に住んではいません(ボンビーではない)。

 

 

以上を踏まえると、ボンビーと対決するうえで?最後の砦?になる??のが、給与の差し押さえです。

 

ボンビーな人から、強制執行により慰謝料を回収する手段で望みがあるは、給与の差し押さえだということです。

 

しかし、これもまた微妙で、高給取りなら話は別ですが、例えば、手取りで月給20万円程度の人だと、月額5万円程度(4分の1)くらいしか、法律で差し押さえできない様定められているのです。

 

えらい、気の長い話です。

 

 

そればかりでなく、差し押さえる先(相手方の勤務先)はこちらで調べればならないのです。

 

そして、運良く勤務先が分かって、最初は、給与の差し押さえが出来たとしても、転職されてしまったら、おしまいで、次の転職先は、またこちらで探さなければいけないのです。

 

もちろん、裁判所が探してくれるなんてことはありません。

我々探偵に依頼して探すことは可能ですが、それには費用がかかり、そして、再度転職されてしまったらまた探さなければなりません。

 

この様に、勤務先を見つけても、イタチごっこになってしまう可能性も有り、回収できる見込みが薄いので、そこに探偵費用を掛けてしまうと経費倒れになってしまう可能性が高いのです。

 

 

加えて、ボンビーは、一流企業勤務や公務員などということは少なく、しょぼい勤務先であることが多いで、転職なんて朝飯前なのです。

 

ですから、強制執行をもってしても、ボンビーから慰謝料(慰謝料に限らずどんな債権でも)を回収するのは至難の業なのです。

 

え?裕福な人(普通の人)でも払わない人がいるんじゃないか??って???

 

それは、あまり聞いたことはありません。

 

裁判で判決までもらっていたり、書面で約束(特に公正証書)、それはまず考えにくいです。

 

なぜなら「お金持ち」の場合、強制執行によって回収されてしまう財産がちゃんとあり、支払いをしなかったら差し押さえられて、どうせ回収されてしまいますから・・・。

 

だから、そんなことになる前に最初から支払うのです。

 

 

また、一流企業や大手企業に勤務していたり、公務員であったり、もしくは、しっかりした会社に勤務している人は、そうそう簡単に転職しません。

 

今より勤務条件が悪くなりますからね。

 

そして、万一、給与の差し押さえ何てことになれば、体裁が悪いだけでなく、後の出世などにも大きく影響してします。

 

ですから、お金持ちにかぎらず、ある程度まともな人は、ちゃんと判決に従い、慰謝料を支払うのです。

 

それに、こちらに証拠があれば、向こうもわざわざ負けると分かっている裁判を起こされて波風立てられるより、穏便に話し合い(示談や協議離婚)によって解決したほうが良いと考えるので、話し合いで解決できる可能性も高いのです。

 

 

では、ボンビーが慰謝料を支払わなかったらどうなるのか?

 

残念ながら、「強制労働をさせられる」「刑務所に入らなければならない」などの罰則は残念ながらありません。

 

つまり、ちょっと歪んだ言い方をすると日本の法律では「ボンビーは慰謝料(慰謝料に限らずどんな債権でも)支払わなくても大丈夫」ということになってしまいます。

 

ですから、日本には自分の義務ですらまともに果たさないボンビーが多いのでしょう。

 

 

だから、慰謝料はとれるところからとる!のです。

 

「浮気夫(妻」)と、その「不貞行為相手方」どちらかが、ボンビーでどちらかが裕福(普通)なら、後者に請求するのが良いでしょう!

 

もちろん、ボンビーでもちゃんと分割払いなどで支払ってくれる人も多いです。

 

自分の義務を放棄するような人は、きっと金銭的にだけではなく、心もボンビーなのでしょうね。

 

せめて、慰謝料支払い(慰謝料に限らずどんな債権でも)の義務を履行しなかったら、「公権力をもってしっかり回収してくれる仕組み」か、それでなければ「強制労働」とか「刑務所に入れられる」くらいの罰則を設けて欲しいものです。

 

ご参考までに・・・。

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