早朝に行われた男子シングルSP
そのレベルの高さに驚愕！ 驚きを隠せません。
まさに眠気も吹っ飛ぶ演技とはこのことですね。
まずはSP3位となったゆまち。
とても丁寧なノーミスの演技！
冒頭の4Sを完璧に決め、その他のジャンプも高いGOEのつくジャンプで
本人もコーチ陣もホッと胸をなでおろしたのではないでしょうか。
ジャンプに若干不安があったのか、3Lz3Tを着氷した瞬間、ホッとしたような笑顔が浮かんだように見えました。
スケーティングの巧さ輝く演技だったのですが、丁寧過ぎて思い切りの良さと言うか、勢いのようなものが抑えられていた様にも感じました。
でも、それでいいと思います。特に今は。
復帰後の大事な試合です。完璧な演技をして、ジャッジに安定感をアピールする事はとても大事だと思います。
出た得点も97.91点という高得点！
4回転は4S1本というジャンプ構成でここまで出せるのは、流石ゆまちです！！
スピン・ステップはオールレベル４！完璧です。
PCSはトップ！
全て9点台にするには、もう少し表現力磨く余地があるということでしょうか？
この数字を見た時
「やっぱりマリニンには届きそうにないなぁ。でもアダムとはいい勝負になるのでは？」
なんて思っていたのです。
そんな私の予想を軽く覆したアダム・シャオ・イム・ファ。
リンクインと同時に、会場に沸き立つ歓声！
開催国特有のプレッシャーに打ち勝つことが出来るのか？と心配しましたが・・・
冒頭の4Lzの美しい事！！GOE3.78！！
その後のジャンプも見事に決め
スピン・ステップはオールレベル4！
彼はジャンプだけではなく、ステップでも見せ場を作れる選手。
この日もノリに乗った勢いのあるステップ、その中に盛り込んだアクロバティックな動き。
完璧！
パーフェクトな演技でした。
100点越えの得点にも納得の演技でした。
自国選手の活躍に観客の興奮も冷めやらぬ中、登場してきたマリニン。
確かアメリカ大会の時もそうだったんですよね。
エイモズの演技に沸き立っていた会場に、淡々とした表情を浮かべてスタートに立ったマリニン。
今日も彼の冷静さは変わりませんでした。
演技が始まり、当然のように軽々と決めていくジャンプ。
4Lz3TにGOE3.94って！ いやいや、それくらい自然で何の疑いも入り込む余地のないジャンプでした。
彼もまた先の二人同様スピン・ステップはオールレベル4！
彼は、ジャンプだけではないんですよね。
全てのエレメンツを、正確に確実にこなす高い技術を身につけています。
そう、まるでネイサンのように。
ステップの転倒はちょっとしたアクシデント。
人間の証明ってやつですね
演技直後の苦笑い？照れ笑い？がかわいかった
キスクラでパパコーチと一緒に結果待ちをしてる時、不安そうにしていましたが
出た時の親子の喜びようは、見ていて微笑ましく思いました。
Quadgod does it again! 🔥
— ISU Figure Skating (@ISU_Figure) November 3, 2023
Ilia Malinin leaps to the lead in a head-to-head race with Adam Siao Him Fa! 👀⛸ #FigureSkating #GPFigure pic.twitter.com/wyXqeDoGgF
とにかくレベルの高い戦いでした。
高難度のジャンプ、高い表現力、そしてノーミス
これが揃わないとトップには立てないと言う
これからの男子シングルの過酷な戦いを指し示すような
そんな印象を残した試合でした。
日本からは、もう二人の選手が挑みました。
片伊勢くんも、3Aも決め大きなミスなく滑る事が出来ました。
細かい減点やレベルの取りこぼしがあり、思うように得点を伸ばせなかったようですが
彼の魅力をしっかりだせた演技で、フランスの観客にも好印象を与えたのではないかと思います。
SP76.27点
高志郎くんは、ちょっと怪我をしていたと小耳にはさんだのですが
練習が不十分だったのかもしれませんね。
4Sの着氷が乱れたものの、その後のジャンプ3Lz3Tと3Aは決めました！！
こちらも細かいミスがでて得点は伸ばせなかったようでしたが
とてもリズミカルなSing Sing Singでした。
SP79.30点
でも、お二人ともとってもいい表情をしていたのが印象に残りました。
フリーも頑張って欲しいです。
他にもいい演技がありました。
ここに書ききれないくらいです。
皆さん、本当にレベルの高い演技をみせてくれました。