もうそろそろ
あとひと月もすれば
カニ料理を
テレビ各局のアナウンサーや
リポーター、そしてお笑い芸人さんが
美味しそうにかつ食レポをする
番組が始まりますし

解禁日の11月6日は漁港での初競りと題して
必ずニュースで取り上げられ
否応なしに皆さんの目に
カニが飛び込んできます


カニを食べに来られたお客様は
皆様口々に
「美味しい美味しい」と
おっしゃっていただきます

「全部美味しい」とも

そして
「丹後はカニも魚もうまいし米もうまい
   酒も美味いし、フルーツも美味い
   言うことなしやな」的なことも

「ありがとうございます」

しかしこれって私にとっては
すごい怖いお言葉なんです

上記の美味い食べ物は
当宿でしか手に入らないものではないからです
ここ丹後に住んでる同業者さん
そして在住の方も簡単に手に入るものなのです

という事は当宿にお越しいただかなくても
別の宿でも食べることができるという事

「新鮮ですよ 美味しいですよ」は
もうあたり前のことなので
私はあえてここ最近この言葉は
自分からは使わないようにしております

そんな当たり前の中で
民宿には民宿の役割があり
かず子にはかず子のできることを
いつも考えております

当宿はホテルや旅館のように
大きな建物
最高のおもてなしができるスタッフ
料理長が作った綺麗な料理は
まったくありません

接客は80歳近い
田舎弁丸出しのおばあさんと
たどたどしい日本語の若女将
料理修行をしたことのない私の料理だけです

しかし
「あっ 嬉しいな」
「助かります」をちょっとづつお客様に
   私たちのできるおもてなしを
   届けることしかありません

 そしてこれは遥か壮大な夢でありますが
当宿がお客様のもう一つの家族になれること

あるいは
女将をもう一人のお母ちゃんにおばあちゃん
若女将をもう一人の娘や姉妹
私の子供達までももう一人の子供や孫として
受け入れてもらえる

「お帰りなさい」「ただいま」
こんな宿でありたいと思っております

今日も最後までお読み頂きありがとうございました