僕は全盲で車いす。


僕のチャレンジである


パラ・パワーリフティングの


チャレンジカップが5月18日、19日に


京都で開催され、僕は18日に行われた


視覚障害の部に出場してきた。


以前の記事にも書いたことがあるのだけれど


実は僕が今後、このパワーリフティングを


続けていくかどうかを今回の大会の結果で


決めようと考えていた。


それは、僕の中で色々な葛藤があったからだ。


でも、そんなのは僕のただの言い訳だった。


大会当日、早めに会場入りした僕は


受付と検量を済ませ、検量室を出たところで


声をかけられた。


「渡邉さんですか?私は、瀧本のヘルパーなんですが、会場に来る前から瀧本が、渡邉さんのことをずっと話していて、お会いしたかったみたいなんです」


瀧本さんとは、昨年の大会でも視覚障害の部で


一緒に出場した人だった。


瀧本さんは、ヘルパーさんと九州から来ている。


72歳だが今も尚、


チャレンジすることを続けている。カッコいいラブ


元々、タンデムという視覚障害者の自転車競技や


視覚障害者の水泳なんかもやっていた人。


※瀧本さんの情報は、この大会の解説の中でも紹介されているので、個人情報には問題ありません。


今大会で僕に会うことを


とても楽しみにしていてくれたニコニコ


色々な話をする中で、瀧本さんには目標があり、


まだまだ競技人口の少ない


パラ・パワーリフティングの視覚障害の部を


盛り上げていきたいので、


一緒に頑張ろうじゃないかびっくりマークと言ってくれた。


しかも、瀧本さんは今年の4月に福岡で開催された


一般のパワーリフティングの大会に出場し


自己ベストである40kgを挙げてきたというのだ爆笑


一般の大会に出場した理由というのが


『視覚障害があってもやれるびっくりマーク』ということを


証明したかったという。


その言葉に、今大会の結果でこの競技を


続けていこいかどうかを


決めようとしていた僕自身のことが


バカバカしく思えてきた。


その瀧本さんの話を試合前に聞いたことは


僕にとって今大会の試技に


大きな影響をもたらした。


視覚障害の部にもある僕のハンデなんて関係ない。


向いているか向いていないかではなく


自分がやるかやらないかなのだびっくりマーク


僕は今大会、記録を残すことができた照れ



しかも、個人競技だけれど、


そこには団体競技と一緒で仲間がいることにも


気付かされた、気づきの多い大会だった。


素敵な再会に感謝である。


試合終了後、瀧本さんと話をしようと


思っていたのだけれど


瀧本さんは、既に帰りの準備を済ませ


瀧本さん 「じゃあ、またバイバイ


と言って、ヘルパーさんと共に去って行った。


えぇぇぇーーーーーーーっガーン


は、早すぎな〜いアセアセ


と心で叫ぶ僕なのでした爆笑爆笑爆笑


『そういえば、去年も試合が終わると、あっという間に去って行ったよねニヤリ』byさち


京都話、次回へつづく


※このお話はノンフィクションです。



【目が見えません】マーク
僕は全盲だけれど一見、目が見えるように見えてしまう。車いすユーザーでもあることから、視覚障がいがあるということには、なかなか気づいてもらえない。

そんなことから起こる問題を解決しようと、このブログの中でブロ友さんたちと一緒に考えた『目が見えません』マーク。一人でも多くの方に知って頂けたら嬉しいです。


『目が見えません』マークのお問い合わせは、下記のURLまでご連絡ください。

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