前の記事「特別でなくても、『多数の中のひとり』でいい」の続き。


多数の中のひとりでいいと言っても、実際、この社会でどうやって生きていくのか。


仕事に就くいて生活費を稼がなければ生きていけない。


仕事に就くためには、今の社会ではその会社に役立つスキルや能力が求められる。


それは、プレゼン力や営業力や事務処理能力や語学力だったりするだろうが、社内コミニケーションを良くするための会話力や、好かれる性格だったりもするわけだ。


語学力やビジネススキルは、必要なときに、あるいは本人が学びたいと思ったときに、学校に行くなりして学べば良いと思う。


でもコミュニケーション力や、性格を磨いていくためには、その時々で状況を見つめ、自分と相手の気持ちを想像し、話し方や行動を考えて実行していく必要がある。


そこには、「このゴールに到達するためのトレーニングはこれ、その次はこれ」のような決まったマニュアルは、ないだろう。


自分がどのような目線で状況を見て、考えて、実行していくかは、それまでの経験や、その人の生まれつきの気質や特性が影響するはずだ。


それまで生きてきた中で、自分の気質や特性、気持ちを大切にしてきた人や大切にされてきた人は、自分という人間に安心感と自信を持てる。


強い心と柔軟な心をあわせもつことができる。


それらは、語学力やビジネススキル以上に本質的で、本人の人生のみならず、会社の発展や衰退にもかかわることだと思う。

 

こんな考えは、甘っちょろいのだろうか。

 

 

(2021年毎日更新:  102日目 No.112)

 

 

 

 

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