■介護業界でうつ病が増えている■
と、そんな話題が新聞に
載っていました。
記事の中では
グループホームの所長さんが
本来は所長業務の合間に
シフトの足りない部分だけを埋めるはずが、
人手不足のせいで、
9回も夜勤に入っていたそうです…
ん?
チョマテヨ!w
これ僕のことですかw
いや~…
どこも大変ですね。
うつ病になると、
さらに大変です。
うちは弟の病気で
とても苦労しているので
よくわかります…。
しかし仕事が多い、
ということだけで
そこまで病みますかね?
僕自身は、
介護スタッフがうつ病に
なりやすい原因は、
忙しいということだけでは
ないような気がします。
まず、がんばっても
正当な評価が得られない。
お金もそうですが、
社会的にもね…。
たとえば患者さんを救うために
寝る間を惜しんで、
働いてるお医者さんがいたとして、
その人は簡単にうつになるでしょうか?
ならないのでは?
だって給料も相応のものをもらうし、
患者さんや家族から感謝してもらえる、
人の命を救ったという
達成感もあります。
僕らは真逆かもしれません…。
正直なことを書いていいか
どうか微妙なのでしょうが、
確かに感謝してくれる家族は
大多数ですが、
ごく一部にはクレーマーみたいな人や、
要求ばかりが強くて、
協力してくれない家庭も
たくさんあります。
やって当たり前、
少しでもミスをすれば
叱責されます。
また、利用者さん本人は、
認知症ですから
当然、こちらがいかに
尽くしてもなかなか
伝わりません。
暴言だけでなく
下手すると暴力も飛んできます。
が、いくらそれを問題にしたくて
上司や仲間に相談しても
「認知症は関わり方でよくなる」
「怒らせた方に問題がある」
となります。
これは実際、
僕もそう言ってしまいますけどね。
それも真実だから。
ただ、多くのスタッフはそれで
つまづくのも確かです。
また、達成感が少ないのも、
やはり仕事として
続けるうえではネックです。
とくに施設系はそうですね。
一時的に良くなっても、
やはり要介護度が高い人が多く、
極端な言い方をすれば
老化が止められない状態の人が中心。
リハビリ関係の通所施設にいたときは、
そうでもなかったですよ。
確実に治ったり良くなる人がいて、
その手助けができると、
うれしくなります。
そもそも
「ありがとう」
という言葉を言ってもらえることは、
圧倒的にリハビリ系など、
通所施設のほうが多いです。
僕はこれ、
真剣に悩んだ時期ありますからね。
病みそうでした。
入所施設、とくに認知症グループホームでは、
どんなにがんばっても、
どんなに尽くしても、
ありがとうどころか、
バーカとか、家に帰らせろ!
誰だおまえは!
みたいな毎日でしたからw
認知症も若干は改善しますけどね。
たとえば
「ここにいてもしあわせだよ、
あなたがそばにいるから楽しいよ」
と言ってくれる(主に女性)利用者はいます。
でもみんな本心は違いますよ。
(本当は家に帰りたいけど…)
を隠しているだけです。
だからふとした拍子に、
本音が激しい言葉となって
飛び出すことがあります。
長年、僕の右腕として
頼りにしていた
ベテランスタッフでさえ、
利用者さんの
「私たちはお金を払ってるんだから
あなたたちは言われたことだけ
していればいいんだ!」
というひとことで、
心を病んで辞めました。
よくスタッフが言うのはですね…
「仕事を減らしてほしい」
「休ませてほしい」
ではないんですよ…。
「せめて給料だけは
ちゃんともらえたら
我慢できるのに…」
です。
「ありがとうって言ってもらえると
うれしいよね」
もよく聞きます。
つまり介護スタッフが求めているのは、
適正な評価なんですよ。
それが得られない。
つまり自分のやっていることの
価値がわからない。
自分が存在する意味がわからない。
自分でなきゃダメな理由がない。
そうやって悩みながら
働いている毎日の中でも、
親しくなった利用者さんが
死んだりとか、
突然のお別れもきます。
通常の別れならまだしも、
ときには家族から
「なんで助けられなかった」
と責められることだってあります。
無理ですよ、
寿命ですもんw
90も超えれば誰だって
100%死ぬんです。
それが来ただけ。
でも理解しない人はいます。
もっと単純な例でいえば、
認知症の利用者さんが
汚れたパンツをクローゼットに
しまっていた。
もちろん僕らも気をつけてはいますが、
個室での出来事を全部防ぐなんて
できません。
普通の家族なら
「こういうことがあるから大変ね。
感謝してるわ」
と言ってくれますが、
そういう家ばかりではないです。
烈火のごとく怒られたりもしました。
スタッフは謝るしかできません。
争えばこじれるからです。
そういうことを経験していると、
そのときは大丈夫でも、
徐々に気づかないうちに
心にダメージが積み重なります。
新聞にはこんなことまでは
書かれませんよね。
ブログに書いていいかどうかも
あやしいくらいです。
表に出さないからね。
でも出さない、出せないから
病むんですよ。
新聞の論調だけを見ると、
とりあえず国が悪い?
人手不足のせいかなって
感じさせられますが、
実はもっと根深いです。
ん?僕は病みませんよ…。
利用者さんが亡くなろうと、
利用者さんや家族に
理解してもらえなくても、
全然病みません。
悩むけど、病むことはない。
いろいろあって、
心が鉄でできてますわw