今日は9月に行われている北杜市議会の最終日で、各議案や請願に対する質疑、討論、採決などがありました。

6月議会で出され継続審査となっていた
補聴器の助成制度を求める請願は
今回、本会議での採決となり
賛成したのですが、
残念ながら、賛成者が足りず、
否決となりました。

難聴により、会話の輪に入れず孤独を感じたり、社会参画ができなかったり、そういった事が原因で、引きこもりがちになり、認知症が加速していくということもあるため、難聴者に対する助成制度は大切であると考えていますので、引き続き、僕も勉強していきたいと思います。

補正予算に関しては、
新聞にも出たりしている
こどもランド・こどもパークの2億円の増額に関して、議員発議による補正予算の修正案が提出され、

修正案に賛成が17名
修正案に反対が2名

となり、2億円の増額は、いったんストップというかたちになりました。

僕は、直前まで悩みましたが、各会派の代表質問に対する執行側の答弁や本会議での答弁などを鑑みる中で、今のまま急ぎ足で勧めても、設計が国の推奨になっていなかったり、衛生面や安全面などに疑問が残るかたちとなり、更には、予算範囲内での変更はありえるが、今のままで行く。と言ってみたり、予算範囲外になったとしても安全面など必要があれば変更する。と言ってみたり。全員協議会では市長はこれ以上の増額はない。と断言をしていたり。市の中でも統一見解がされていない状態で、疑問が残る状態は続きましたので、修正案に賛成という判断をさせていただきました。

少しでも早く、速やかにというのを重視してしまい、設計成果が出てくる前に3月議会で予算計上をしていたというのが、今回の2億円増額の根本の原因で、執行側も、見込みが甘かったと認めていましたが、

2億円増額の理由は
安全面や機能面の追加や物価の上昇が原因だと説明を受けたものの、実際は、半分ぐらいが経費だったということも、質問の中で分かってきました。

設計の図面も出てきて、見てみると、まだまだ、改善の余地やこれでいいのかなぁと思うような箇所も見受けられました。

子育てするなら北杜市のシンボルとなる後世にも残る素晴らしい施設を目指しているとのことですので、

今の、何でもいいから
『少しでも早く、迅速に』

というのは、いったん置いていただき、
冷静に今一度確認をしていただいたうえで
素晴らしい施設を目指していただければと言う思いです。

これも二元代表制、市議会議員としての大切なもの役割であると思っています。