日本人客入店禁止のラーメン店から学んだこと | 廣田信子のブログ

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マンションコミュニティ研究会、MSC㈱代表廣田信子より
日々のマンション生活やお仕事に、また人生にちょっとプラスになるストーリーをお届けしています。
一人ひとりが自分らしく活躍しながら、力を合わせることで豊かに暮らす、新しいコミュニティ型社会を目指して・・・

こんにちは! 廣田信子です。

 

先日、テレビ番組で、

 

ある観光地のラーメン店が、

日本人のマナーが悪いからと、

夏の繁忙期間に、「日本人客の入店お断り」

の表示をしたことが話題になっていました。

 

外国人観光客だけで勝負しようというのですから、

すごい決断ですが、

でも、日本人だけがそんなにマナーが悪いって…

どういうこと…と気になって見ていると、

 

ラーメンの大盛りを頼んで2人で分けて食べる人がいる。

それで、「1人一杯のラーメンを注文して下さい」と、

券売機に表示したのに、

子ども連れの4人家族が3杯しかラーメンを注文しなかった。

注意しても、表示の仕方が分かりにくいと文句を言う。

 

注文したラーメンが来るまで間、

別の店で買ったスナックを食べているので、

やめるように注意したが無視してやめない。

 

と、オーナーは、

日本人のマナーの悪さにについて話すのですが、

 

えっ、他のお客さんに迷惑かけるとかじゃなくて、

その理由で、日本人入店禁止?

と正直びっくり。

 

繁忙期は、

できるだけ多くお金を落としてくれるお客に入店してほしい、

貴重な座席を注文しない人に座ってほしくない

という気持は分からない訳じゃないけど、

 

それって、

そこまで責められることなの…と。

 

司会の人も、

胃を取っていたり、高齢でちょっとしか食べられない人は

どうするのかな…と。

 

私は、孫たちを連れて食事に行く時のことを思い出して、

冷や汗です。

 

幼児は、注文したものが来る前に、

待てずに、おせんべい食べているときもあるし…

 

注文する額は少ないのに、一人前に席取っているし…

 

だから、

そういうことに理解があるお店を選んで行っているには

違いないですが…。

 

最近はラーメン店でも、

お子様メニューや食が細い人用のミニサイズを

用意しているところも多いけど、

 

ここは、大人用だけで勝負したくて、

ふつうに1人前以上食べない人には

遠慮してもらいたいということのようです。

 

それはそれで、お店の営業方針だから、

お店の自由だと思いますが、

 

それが、日本人の入店禁止に繋がるのは…

どうも不思議な気がします。

 

で、その掲示をした結果、

苦情の電話はかかってくるし、

売り上げが1/10に激減して困っているというのです。

 

オーナーは、自分がやむを得ずしたことで

窮地に立つのが納得いっていないようです。

 

でも、ごく一部のマナー違反のお客のために、

日本人全部を入店禁止にすれば、

そりゃあ、売り上げは落ちるだろうし、

 

知らずに来たお客からは苦情がくるのも

想定内のことです。

 

今はSNS社会なので、そういう評判はすぐ広がります。

現に、テレビ局が取材に行っているのですから。

 

で、繁忙期が終わって、

日本人客の入店お断りの掲示を外したら、

日本人のお客が戻るかというと、

そんなことはないだろうという気がします。

 

オーナーがどんな経営判断するのも自由ですが、

こうなることに対する覚悟がなかったようなのが

気になりました。

 

少なくても、私は、

1回、その掲示を見たら、

そのお店に足を運ばない気がします。

 

他にもラーメン店はいくらでもあります。

誰でもウェルカムの雰囲気がないお店には

入りにくいですから。

 

多くの人は、

ネットに文句を書き込んだり、

苦情の電話をしたりしないで、

黙って行かなくなるのです。

 

経営方針を決めるのは自由です。

でも、その店に行く、行かないはお客の自由です。

 

子ども連れ歓迎を全面に出して、子ども料金を安くして、

集客を伸ばしている居酒屋もあります。

 

高齢者対応のメニューを工夫して、

集客につなげている中華料理店もあります。

 

静かに落ち着いて食事ができるよう、

子ども連れを禁止にしている高級料理店もあります。

 

経営戦略は様々でしょうが、

お客が来なくなったり、売り上げが減る結果を招いたら、

意味がないですよね。

 

 

なぜ、この話を書いたかと言うと、

 

マンションでも、昨日の続きで、

この視線を持ってほしい気がしたからです。

 

市場にはマンションがたくさんあります。

 

既存マンションの購入者は、

近隣に居住していて

そのマンションを普段見ている人も多いのです。

 

お掃除や整頓が行き届いているのも大事な注目点ですが、

 

厳しい言葉の注意の張り紙や看板が随所にある、

子どもの存在が見えない、

 

そんなマンションを選ぶのを

子育て世代はちょっと躊躇するものです。

 

私も相談を受けたら、あまりお勧めしません。

せっかく夢を持って入ったマンションで、

 

わが子に、あれはダメ、これはダメと

注意ばかりしているのでは、幸福感が半減しますから。

 

 

もちろん、どんな方針を立てるかは、

管理組合の自由ですから、

購入先を探している人は、文句を言ったりしません。

ただ、選ばないだけです。

 

で、マンション内でも、

小さなお子さんがいる家族は、

その掲示を見るたび、ドキっとしているのです。

 

何でも禁止する、やめてしまう、厳しい言葉で注意する…

という方法以外にも、

一定の秩序をつくりながら、

施設を有効に生かす方法はあるはずです。

 

そういう方法を考えるのも、

経営感覚を持った運営の一環です。

 

高経年になっても人気のマンションは、

 

地域の子どもたちにお祭りを開放したり、

 

地域の保育園や幼稚園に

マンション内の公園や施設を開放して、

交流を持ったり、

 

ということを当たり前のようにしています。

 

お祭りがうるさい…

何でマンション外の子どもに

施設を使わせなければならないんだ…

 

そんな声が、もし内部にあっても、

上手に、まあまあと包み込んで…。

 

 

ラーメン店の話に戻って、

 

お子さんや小食の方、事情がある人にも配慮した上で、

お互いが相手の立場を考えることで、

マナーを向上していく方法は、

他にいくらでもあったはずです。

 

私なら、こんな掲示をするけどな~とか考えながら、

何だか残念な気持ちです。

 

 

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