時代に翻弄されたアラフォー世代 | 廣田信子のブログ

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こんにちは! 廣田信子です。

 

前回は、40代、50代の働き盛りの年代で、

求職活動をあきらめてしまって

失業者の数にも含まられない「ミッシングワーカー」が

失業者を大きく上回る103万人もいるという

衝撃の話でした。

 

今回は、

それにも通じるアラフォー世代の現状を伝えた

NHKクローズアップ現代+「アラフォー・クライシス」

の話です。

 

昨年放送の続編ということですが、

示された数字に改めて深刻さを感じました。

 

今40歳の人が22歳のとき、

大学を卒業して就職先を探した2000年はまさに「就職氷河期」、

正社員になれなかった人が多い年台です。

 

26歳のころの2004年は、

低賃金と不安定な雇用で、

働いても働いても貧しさから抜け出せない

「ワーキングプア―」がクローズアップされ、

 

30歳になった2008年は、

「派遣切り」が社会問題になしました。

 

そして、

40歳になった2018年は、

諸事情で働いていない独身の子供を

経済的に支えてきた親が70代になることで、

共倒れの危機を迎える…

「7040問題」が深刻に。

 

さらに、これはすぐ、「5080問題」に繋がります。

80代の親が介護が必要になったり、

一方が死亡することで、

年金に頼った生活が成り立たなくなる

本当の危機が待っています。

 

これは、まさに、前回紹介の

「ミッシングウォーカー」につながります。

 

今のアラフォー年代は、非正規雇用が多く

男女とも賃金が低いために、

結婚しにくい状況にあるのです。

 

番組には、

苦労してようやく正規で就職し、

この立場を絶対に手放したくないと、

残業をいとわず、自力でスキルアップもがんばっているうちに、

30代も後半になっていて、

 

子供を産む年齢の期限が迫ってきていることに気づき、

その後、いっしょうけんめい婚活しているのに、

条件に会う人と巡り合わず、

もう、どうしていいか分からない…という女性が

登場していました。

 

今、独身のアラフォーは、

苦労してきた経験から、

結婚に経済的安定を何より求めます。

 

しかし、この年代の独身者に、

収入が安定している人は少ないのです。

 

そのミスマッチが、結婚を難しくしているといます。

 

そして、「連合」の調査では、

結婚できるかどうかは、

女性が、最初に就職したときの雇用形態に

大きく左右されるというのです。

 

最初に正社員として就職した女性の

70.9%が結婚しているのに、

 

最初が非正規だった女性の場合は

26.9%しか結婚していないのです。

 

非正規雇用で職場を短期間で移っていると、

経済的に安定している男性と知り合う機会が

少なくなるから…というのです。

 

さらに、結婚相手を選ぶのに

相手の経済力を重視するという人は、

男性にも多いのです。

 

女性に経済力を求める男性は、

1992年には26.7%でしたが、

2015年には41.9%にまで増えているというのです。

 

それだけ、男性が稼げなくなっているのです。

 

実際、今、35歳~44歳の人の年収の平均は、

5年前に比べて、大きく下回っているのです。

 

その他の年代では、

みな5年前を上回っているのに…です。

 

この年代は非正規が多く、

正社員でもブラック企業のため

転職を繰り返していることも多く、

 

賃金が低い上、

スキルアップの機会にも恵まれていないこと、

 

そして、正社員でも、

その上に大量採用のバブル世代が多いしわ寄せで、

ポストがなく昇進が遅れていること、

 

がその原因だといいます。

 

アラフォーは、

すべてに割を食ってきた世代なのです。

 

この世代は団塊ジュニアの世代です。

 

戦後の人口爆発が団塊世代を生み、

その人口の多い塊が、

ほぼそのまま団塊ジュニアの人口に

つながっているのに、

 

団塊ジュニアは、

時代のめぐり合わせで、

結婚して子供を持ちにくい状況があり、

人口減少に歯止めをかけられていないのです。

 

そしてその団塊ジュニアたちが

子供を持てる年齢を越えつつあります。

 

今後、日本が少子化に歯止めをかけるチャンスは、

ほぼないのです。

 

結婚して子供を持つことを

あきらめた人も少なくなく、

 

その人たちは、

周りの人の結婚や子供の話を聞くのがつらい…と。

 

そして、

結婚して子供を持たないことを、

社会のマイナスのように言う風潮に

深く傷ついているのです。

 

 

うちの子供たちも、

この世代の最後の方に入っています。

 

少しは求人状況も好転し始めていたころで、

就職はできましたが、

 

もう5年早く生まれていたら、

分からなかったと思います。

とても他人ごととは思えません。

 

たまたまの巡り合わせで、

割りを食っている人たちの存在を

忘れていいはずはありません。

 

ましてや、賃金が低いために独立できずに

親と同居している独身の子どもに、

親の介護を担わせ、

さらに自立の機会を奪うような現状を

放棄しておいてはいけないと強く思いました。

 

番組では、兄弟リスクにも触れていました。

 

巡り合わせで、

兄弟に格差が生じる場合もあります。

 

正社員になって結婚して子供がいる

安定した生活できている人と、

 

就職難、会社の倒産、ブラック企業ゆえの転職で、

非正規を転々としなければならなかったり、

心や体を壊してしまって、

40代、50代になって定職につけない人が

兄弟にいる場合も少なくないのです。

 

親亡き後、

今度は兄弟として支えなければならないのか…

という不安の声もありました。

 

この場合も、

まず、それぞれが自立することが重要だということは、

親子の場合と同じです。

 

共倒れにならないようにするため、

兄弟だけでなく外部の専門家を入れて、

三者で今後を話し合うことが大事だといいます。

 

私たちは、日ごろ、

マンション住民の高齢化という課題を、

70代、80代の親の立場で考えます。

 

そして、独身の子供が同居している状況は、

見守る人がいて安心だという目で見がちですが、

 

親亡き後、

子供が孤立しないように気にかけて、

声掛けをするようにしなくちゃいけないですね。

 

これからは、

家族の概念も広がっていくだろう…と思います。

 

友人や姉妹でいっしょに暮らす。

高齢者の自宅に若者が同居する。

高齢者数人がシェアハウスで暮らす。

近居しながら、密に連絡をとりあって助け合う準家族を持つ。

 

結婚した人も、しない人も

子供がいる人も、いない人も

自分らしく、誰かとつながりをもって暮らせる社会、

それを周りが当たり前に受け入れる社会…

 

家族のあり方も、住まい方も、

これから大きく変わっていくのでしょう。

 

困難を引き受けることになった今のアラフォー世代が、

新たな家族のあり方を模索する

きっかけになるのかもしれません。

 

 

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