「飲食」を問題視するコメントをどう解釈するか | 廣田信子のブログ

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マンションコミュニティ研究会、MSC㈱代表廣田信子より
日々のマンション生活やお仕事に、また人生にちょっとプラスになるストーリーをお届けしています。
一人ひとりが自分らしく活躍しながら、力を合わせることで豊かに暮らす、新しいコミュニティ型社会を目指して・・・

こんにちは!廣田です。


第27条関係コメントの次の内容が一番やっかいなものです。

ここから「お祭り」できなないというような話が出てくるのです。


……………………………………………………

第27条関係コメント④

上述のような管理組合の法的性質からすれば、
マンションの管理に関わりのない活動を行うことは適切ではない。

例えば、一部の者のみに対象が限定されるクラブやサークル活動経費、
主として親睦を目的とする飲食の経費などは、
マンションの管理業務の範囲を超え、

マンション全体の資産価値向上等に資するとも言い難いため、
区分所有者全員から強制徴収する管理費を
それらの費用に充てることは適切ではなく、

管理費とは別に、参加者からの直接の支払や積立て等によって
費用を賄うべきである。

……………………………………………………

「主として親睦を目的とする飲食の経費」に管理費からの支出ダメ、
じゃあ、飲食がつきもの「お祭り」はできない…

という誤解を生み、広まっているのですが、
(新聞効果は大きいです)

この「飲食=悪」は役人的な発想ですよね。

「飲食」にはよからぬ癒着が付きものということで、
役人の人たちは異常に神経質ですから。

「お祭り」には当然飲食が伴います。
だって、いっしょに食べたり飲んだりするって
人が仲間意識をもつ基本ですから!

でも、マンションの「お祭り」って、
自分たちが仲間内でわいわい飲んで食べて楽しみたいために
やっている訳ではありませんよね。

顔が見える関係をつくり、仲間意識を育てることが、
マンションを暮らしやすくし、
管理組合運営や合意形成をスムーズに行うために有効だという、
もっと上の目的を内在しているのがマンションの「お祭り」です。

そのために役員の方々は、汗を流しているのです。

そして、前にも書きましたが、
お祭り等のイベントは、
広く居住者の声を聞くのにも格好の場になります。

リラックスした雰囲気での雑談の中で
有意義な情報交換、意見交換が行われている場面をたくさん見ています。


「お祭り」等のイベントが管理組合運営に果たす役割を
しっかりみんなで共有した上で、

きちんと事業計画や予算の総会承認を受け、
実施することには何の問題もないのです。

管理組合って、私的自治の世界ですよ。
国交省もそんなことを言っている訳じゃないはずです。


ただ、「もし」ですよ。

「お祭り」が形骸化し、参加者も少なくなり、
人に来てもらう工夫もなく、
結局、一部の昔からの仲間が飲み食いする場になっている…

そんな状況があれば、改善する必要があるということです。

また、終わった後の実行委員の打ち上げ費用ぐらいは、
「お祭り」のうちに含めても問題ないと思いますが、

準備の段階から会合のたびに、宴会をやっていて、
その費用も管理費から支出する…

そんな状況が「もし」あったら、
それも常識的な範囲に改める必要があるでしょう。

こういう状況は、「町内会」のお祭りには時々見かけますが、
管理組合ではほとんどないと思いますが…。


常識的な範囲で、マンションのコミュニティ形成のために
みんなで汗をかいて実施する通常のお祭りであれば
何の問題もないのですから、

今回の改正のコメントを、
自分のマンションのコミュニティ行事のやり方、予算の取り方の
点検にすればいいのだと思います。


明日は「理事の懇親会」について考えます。

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