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【完全妄想中継】魅せてやれ!讃岐ノ力(第1話)


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【完全妄想中継】魅せてやれ!讃岐ノ力(第2話)


必ず第2話まで読んでからお読みくださいねウインク








まさにノーガードの”どつきあい”。

お互いの勝ちたいという気持ちがぶつかり合った、立ち上がりの15分。

武田のイエローカードを含め、確かに危険な場面もあった。

ただ無失点で乗り切れたのは、讃岐にとって、上場の立ち上がりになったと言えるだろう。


しかし時間が経過するにつれ、地力に勝る岡山がジリジリと攻勢を強める。

その一方で、讃岐の選手たちは、岡山の息もつかせぬ攻撃を必死に耐え続けた。


押し込まれても、押し込まれても、最後のところで核心をつかませない守備。

そんな讃岐の守備陣を統率しているがセンターバックの岡村。

この試合、彼の危機察知能力は驚異的だった。


ゴールマウスを守る清水と、ディフェンスリーダー岡村。

彼らの指示が盛んに飛ぶ。

”神の声”と評される二人の指示に応える讃岐の選手。

ひたむきに、がむしゃらに、皆んなの気持ちを一つにしてゴールは割らせない。

これこそが、今まで培ってきた讃岐の組織力。

資金力に乏しい小さなクラブが、生き残るために導き出した答え、そのものだった。

ただ讃岐は、

いや、北野監督は守るだけの現状に満足しなかった。

サポーターを魅了するために、

プレーオフ進出のためには何が必要なのか?

何回も自問自答したのだろう。

今ではその強固な守備に加え、

最後まで走りきれる若さと、多種多様な攻撃力を手に入れた。

北野監督が聡明であること。

この成長があったからこそ、今こうして、天皇杯準決勝を戦えているのだと思う。


前半30分

劣勢に立たされていた讃岐に、チャンスが転がり込む。


なんと守備の要として奮闘していた岡村が、

赤嶺、伊藤、仲間からのプレスを次々とかわし、前線にロングパスを通したのだ。


ドンピシャ!


これまでの劣勢が嘘だったかのように、

前線に残っていた原はいとも簡単にボールを収める。

相変わらず前がかりになっていた岡山。

守備の陣形は崩れたままだ。

喜山と後藤、それにキーパーの一森を残すのみとなった。

陣形を立て直すには時間を必要する。


「よし!」


讃岐サポーターのボルテージが一気に上がる。


ホームであるアドバンテージ。

この独特な雰囲気に、誰もが息を呑むPikaraスタジアム。

その右サイド、ちょうど岡山サポーターの目の前を、一人の若武者が猛烈な勢いで駆け上がって行く。

蒼き稲妻を、その輝きを確かにこの目で捉えた。

今シーズン、大車輪の活躍を見せた


佐々木匠だ!


喜山を十分に引き付けた原は、迷うことなく匠へのパスを選択する


フリーだ


難なくボールを収めた匠。

そして外から中へ、エグるようにボールを運ぶ。

足元には自信がある。

ストレスを感じさせないドリブルは、幾度となく讃岐サポーターを勇気づけてきた。

サポーターはその勇気を糧に声を出し、その声に鼓舞した選手は数々のドラマを作ってきた。

誰もがそのドラマに酔いしれ、感動し、虜になる。

そして大抵の場合、そのドラマの主役は


『仙台が生んだ至宝』


佐々木 匠だった。


今再び、彼の足からドラマが作られようとしているのだろうか?


とにかくカマタマーレ讃岐は、これ以上ないチャンス掴む。


敵陣深くまで潜り混んだ匠はドリブルを諦め、高い弾道のクロスを上げた。

ニアに飛び込む原、そのマークには後藤がついている。



あっ!  大きい


そう思った・・・



いや、違う!


ファーだ!!


匠はニアに走ってきた原ではなく、あえてファーにクロスを上げたのだ。


そこにスルスルっと飛び込んで来たのは讃岐10番


俺らの高木和正だ!


讃岐サポーターが思わず身を乗り出す。

座って観戦していた人も、思わず立ち上がり、拳を作る。


「イッケェーー!」


ゴールまで約5メートル。

高木はダイレクトで右足を振り抜いた。








パン!!!


キーパーのグローブとボールの摩擦から生じる乾いた音が、歓声の合間を縫って聞こえた。


高木から放たれたボールは、惜しくもGK一森のファインセーブに阻まれる

ボールは無情にもゴールラインを割っていた。


「おっしぃー」


肩を落とす讃岐サポーター。

一方の岡山サポーターは安堵の表情を浮かべている。


高木が利き足である左でシュートを打てていれば・・・

だがそれを許さなかった選手いたのだ。

昨シーズンまでチームメイトだった仲間隼斗。

彼は懸命に戻ってきたものの、シュートブロックには間に合わないと判断したのだろう。

せめて高木に左足を使わせないように、体を寄せていたのだ。

やはりこの男、敵に回すと厄介である。



讃岐のコーナーキックを弾き返した岡山。

そこからの攻防は相変わらずだった。お互いの気持ちが伝わる試合展開は激しく、時の流れは早く感じた。

あっという間の前半。オーロラビジョンに”AT1分”と標示される。

それから間もなく、岡山はコーナーキックを得る。

これが前半ラストのプレイになるだろう。

つまり、このコーナーキックさえ凌げれば、同点のまま後半を迎えることができるのだ。



ゆっくりとした足取りでコーナーへ向う岡山の伊藤。正確なキックを持っている。

讃岐はゾーンディフェンスで守るようだ。

伊藤から放たれたボールはゴールから遠ざかる弧を描きながらピッチ中央へ。

待っていたのは岡山の絶対的エース赤嶺。

しかし、讃岐の選手は赤嶺に対し、誰もマークにつけてない。

これぞストライカー、見事に振り切られたのだ。

赤嶺が頭で合わせたボールは、GK清水が伸ばした手の届かないコースをつき、ゴールネットを揺らした。


目の前で起きた事実を受け入れるまでの時間、その受け入れがたい事実がそう感じさせたのかもしれない。

時が止まったように感じた。

そして再び時計の針を動かしたのは、岡山サポーターだった。

言葉にならない歓声が響き渡る!

下から上に、上から下へと、なびきながら振られるビッグフラッグ。


赤き岡山ノ魂


ファジーアーノレッドが揺れている。


俺たちは耐え難い現実を受け入れるしかなかった。


主審が手を差し上げながら笛を吹く。

岡山サポーターの歓声に、

前半終了を告げる音はあっけなくかき消された。


岡山の猛攻を耐え続けた前半。

しかし前半終了間際、ラストワンプレイで集中力を切らしてしまった讃岐。

それを見逃さなかったの岡山のエース。


正直、讃岐サポーターのショックは大きい。

色彩を失い、すべての景色がモノクロに見えた。

聖地Pikaraスタジアムの輪郭さえもあやふやで、空虚に感じる。

そして、怒りに近い感情さえも覚えた。



「カマァーータマァーーレィ!!!」

突然コールリーダーが声を張る。


すかさず讃岐サポーターが続く


「カマァーータマァーーレィ!!!」


前半が終了し、ロッカールームへ引き上げる選手に向けて、突如発生したカマタマーレコール。

それは讃岐の全選手の姿が見えなくなるまで続けられた。


『そうだ、まだ終わっちゃいない!共に闘おう!!』


そんなメッセージを込めながら。



このカマタマーレコールで、


精一杯楽しもう


この忘れかけていた決意が、再び強固なものとなる。


ハーフタイム、落ち着きを取り戻した俺は天を見上げた。

ようやく色彩を取り戻した瞳に映ったのは、とても蒼く澄んだ空だった。




天皇杯セミファイナル

カマタマーレ讃岐

VS

ファジーアーノ岡山

前半終了 0対1


このままファジーアーノ岡山が逃げ切るのか?

はたまたカマタマーレ讃岐が、

蒼き讃岐ノ力を魅せるのか?


この続きは

2月16日、めっと様のブログ

カマタマブルーのハードキャップにて投稿予定ですチュー







カマサポさん最高!!
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