今日は、6時間走ってイタリア・ミラノの空港まで行き、飛行機に乗って帰国するだけです。 朝7時にホテルを出発です。
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日の出前のニースのノートルダム大聖堂を、三度カメラに収めて、バスに乗り込みました。
 
バスは、地中海沿いの高速道路をイタリア側に向かって走り、ジェノバの手前あたりで北に進路を変えて、ミラノのマルペンサ国際空港まで向かいます。
休憩をはさんで6時間の行程です。その間、綺麗な風景があったら車窓から写真を撮ろうと、ひたすら外を眺めていました。
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写っている海は、すべて地中海です。
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1時間走った8時頃、太陽が出てきました。
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海に流れ込む川沿いの街は、イタリアのタッジャ(Taggia)という街のようです。イメージ 6
 
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朝早い出発だったので、「朝食はお弁当」 ということでしたが、サンドイッチすら入っていませんでした。これって 「お弁当」 ではなく 「遠足のオヤツ!」 という感じです。
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途中の休憩所は、商品売り場を通らないと外に出られないような構造になっていたので、仕方なく商品棚を見ていたら、オリーブオイルを50%OFF で売っていました。2リットル缶で20€。買いたかったけれど、荷物になるのがシンドイので我慢しました。
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内陸に入ると、広大な平原になります。
平原では、村ごとにある教会の尖塔くらいしかめぼしい風景はありません。
尖塔の形状の違いが、ランドマークの役割を担っているのです。
【ハイウェイ・レストランでの昼食】
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ミラノの空港近くのハイウェイ・レストランで昼食です。
添乗員の原田さんが、「本来、この昼食は、みなさん各自負担ということになっていますが、今回の「車上荒らし被害」の件で、みなさんに迷惑をおかけしたので、会社が負担しますという連絡が、東京本社からありました」 と言ってくれたので、遠慮なくいただくことにしました。
このレストランは、高速道路の上に架かるブリッジ部分にありました。右の写真は、座っていた席から撮ったものです。  
 
【ミラノ・マルペンサ空港】
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最後部の席で5時間、車窓風景を楽しんだ旅は、これにて終わりです。
イタリア、ミラノのマルペンサ空港に着きました。
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空港では、まるで日本人の様な日本語を話すイタリア人のオーランドさんが、お母さんの面倒を見てくれました。奥さんは日本人と言っていましたが、長年日本に住んでいたのでなければ、あんなに上手になれないはずです。有難うございました。
お母さんは電動カートで、搭乗口まで運んでもらい、その後は、置かれていた車椅子で、出発まで空港内をうろうろしていました。
お母さんが、来る時に着ていたお気に入りのジャケット茶色の肩掛けカバンは、車上荒らしに盗られてしまったので、その後は、ず~っとこの赤いダウン青いリュックでした。これで家まで帰ります。
(盗られたジャケットは去年アピタで買ったものだったので、行ってみたら、ほぼ同じデザインで全く同じ色のジャケットがあり、帰国後すぐに購入しました。お母さんは、ほぼ毎日、家でもそのジャケットを着ています)
 
【 ミラノ ⇒ ドーハ 】
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この写真、アルプス山脈だろうと思いつつも、写真のGPS情報を見て確認すると、クロアチアのザグレブ付近の山々でした。 飛行機は、トルコ、イラクの上空を飛んで、カタールのドーハに向かいます。
 
乗り継ぎのドーハの待合室で、往路で会った車椅子旅の久米さん夫妻に、再会しました。
この時聞いたのは、20年ほど前、新婚旅行のツアーで経験したという、過去の添乗員の呆れた実態でした。今は、インターネットが発達しているので、悪質かつ悪徳な添乗員は自ずと淘汰されているでしょうが、SNSがない時代は、悪徳添乗員が幅を利かせていたであろうことは十分推測できることです。
添乗員とは無縁のBP旅人では絶対に知りえない添乗員に関するトンデモ話は、強くというより鋭く記憶に残りました。
 
【 ドーハ ⇒ 成田 】
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ドーハから飛び立ったh飛行機は、定刻よりやや早く成田空港に着きました。
なので、予定より1本早い新宿発の高速バスに乗ることができ、無事に家に着くことができました。
 
■ 総括 
今回の旅の添乗員である原田さんは、今まで出会った現地係員を含めた添乗員全ての中で、間違いなく1番です。
また、阪急交通社が提供している、「観光用の無線イヤホン」や「ホテルでの連絡事項用紙」など、他社にはない配慮や工夫は優れものでした。
なので、車上荒らし事件とストによって、観光不履行や観光時間の短縮が生じてしまったにせよ、添乗員さんの人間性、阪急交通社の保険や食事に関する配慮、及び、ホテルのレベルを全て考慮すれば、近年の旅の平均点を下回らなかったと言えます。
様々なトラブルがなくて、全てがスケージュール通り行われていたら、近年の9回の旅の中では、間違いなく最高の旅になっていたことでしょう。
「車上荒らし事件」による、お母さんの損害は、独自に掛けていた損保ジャパンの保険でカバーされましたが、パスポートを盗られてしまった方や、旅行保険に入っていなかった方々に対しても、阪急交通社が特例保険を適応させて全面的に救済するという報知があったことは、ツアー中の旅行者全員の心をおおいに持ち上げることになり、とてもいい対応だったと思います。
「車上荒らし」という奇禍を希少価値体験と捉えれば、類稀なるいい旅だったとも言えます。
なにはともあれ、この旅で出会った皆さん、関係者の皆さん、ありがとうございました。
 
   【費用概算】
   ツアー費用      220,880円 (阪急交通社 : 空港使用料等総額)
   国内交通費        4,620円 (家~羽田の往路)
   国内交通費        5,860円 (成田~家の復路)  
   旅行保険         5,860円 (損保ジャパン日本興和
   現地使用額       26,000円
   返金額        ▲10,000円 阪急交通社:車上荒らしによる予定観光地、不履行分の返金 
    [合計]       253,220円 (一人、約12万7千円でした)
 
 
この旅の最初 (その1)
 
 
 
 
★☆★ この旅の前後で書いた読書記録 ★☆★
 

 

 

<了>