7月28日の集中豪雨より5日目となる8月1日。
各地の被害状況が次第に明らかになってきました。
この日の早朝は、前日に続き、むつみ地区のトマト農園を訪問しました。
川の氾濫で、トマトを栽培するビニールハウスに大量の水が流れ込んだことから、
汚泥が堆積しており、除去作業を行いました。
トマトには、早くもカビが生え、異臭が漂う蒸暑い環境での作業となりました。
これらのトマトはすべて廃棄、ビニールハウスも原型をかろうじて留めているものの、
撤去を余儀なくされるとのことです。
次は、今回の集中豪雨で被害の大きい須佐、小川方面を視察しました。
須佐方面は翌日の萩市議会でボランティア作業を行う為、椋議員自宅の土塀の
取り壊し作業の後、特に被害が大きいとされる小川方面に足早に向かいました。
小川への交通が遮断される中、萩市の給水車に道を尋ねて小川に辿りつくと、
車両が横転、大破していました。
川の流れの凄まじさを物語っています。
これも土手が抉り取られ、かろうじて民家が残滓を留めています。
注目すべきは、橋奥の石河原。
地元職員に聞くと、そもそもここには土手があったものの、今回の氾濫で
土手は跡形もなくなり、石河原になってしまったとのこと。
小川中心部に向かいます。
被災初期で課題となったのが、こうした廃棄物の処理。
田万川上流から流れ込む濁流が、この土手のカーブに沿って、写真右手の地区
中心部に流れ込み、大きな被害を及ぼしたと思われます。
銘酒として名高い「東洋美人」の澄川酒造さんやJAあぶらんどの小川支所等が
ありますが、その被害の大きさに最後までカメラを向けることができませんでした。
今回の被害に合われた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
さて、この日、小川地区の住民より頂いた要望事項は主に下記の通りです。
1.大量の廃棄物が出ていることから、その仮設置き場設置のご要望
2.大量の汚泥除去のご要望
3.汚泥等を運ぶ台車(ネコ車)調達のご要望
同日、市の担当者に連絡のうえ、下記の通り、迅速な対応を頂きました。
廃棄物の仮設置き場は、同日夕刻に防災無線にて設置公表。
汚泥は、8月3日よりピックアップカーを使い撤収。
台車はボランティアセンター等から手配を頂きました。
(数が少ないことから、翌日、田万川の吉崎組さんより別途手配しました。
ありがとうございました。)
刻々と被災者の要望は変化しています。
今後も市の担当者と連絡を密にとり、迅速に対処していきます。