山中羽姫さん。羽に姫と書いて、「うき」と読む。
「素適な名前ですね」と言うと、
「母が好きだったバンドSHAKALABBITSのボーカルうきちゃんに因んでつけられたんです。『羽』には、色々なことに挑戦し、羽ばたいて欲しいという願いが込められています。『姫』には、宝物という意味が込められています」と教えてくれた。
彼女は、先天性脳性まひにより足に障がいがあるが、明るい空気を身に纏っているので、そのことを忘れてしまう。
山中さんは、
兵庫県丹波市市島町の就労継続支援B型事業所「ら・ぱん工房来古里(きこり)」でパン作りの仕事をしている。
このたび重度訪問介護従事者養成研修を受講し修了した。
身体障がいのある人の認定は初めてのことだ。
3日間20時間の座学と現場実習を受け認定される。福祉分野の資格の一つ「重度訪問介護」の従業者として、重度の障がい者への訪問介護に従事できる。
研修には、食事や衣服の着脱などの基礎的な介護技術のほか、車いすでの平地や階段の移動方法といった外出時の介護技術、緊急時の対応などを学習と、入浴や排せつの介助方法などの実習がある。山中さんは主に介助を受ける側として参加し、障がいのある人の立場から学んだ。
「将来、児童福祉に関わる仕事に就きたい」と夢を抱く山中さん。相手との関わり方を学び、コミュニケーション力を高めたいと、資格取得に励んだ。
去年、障がい者自身がカウンセラーとなり、当事者同士の立場で相談に乗る「ピアカウンセリング」の研修も修了した。
山中さんは「障害のある当事者として同じ立場の人を支えられるよう、少しでも夢に近づく道を探していきたい」と意気込んでいる。
2005年神戸市須磨区で生まれ、丹波で育った。
3歳から小学2年生頃までリハビリの為の長期入院を繰り返していた。 歩行器や車椅子を使う時期もあったが、リハビリを続ける中で少しずつ歩ける様になった。
小学 3 年生の時にゴスペルを習い、9歳~15歳までは水泳を続け、大会にも出場 した。
障害スポーツを通して、様々な特性のある方一人一人が自分らしく 前向きに挑戦し、生き生きと過ぎしている姿を見て、勇気をもらった。その経験から、自分も自分の可能性を広げる為に、様々なことに挑戦し、いろいろな経験 を積んでいきたいと思うようになったという。
高校進学を機に神戸の支援学校へ新学し、寄宿舎生活を経験した。「まずは挑戦してみようと」という前向きな 考え方を身につけ、成長のきっかけをつかんだ。
市島に戻り、2023年から就労継続支援B型作業所、ら・パン工房来古里で働き始めた。
大切にしている言葉は、「一期一会」と「継続は力なり」
これまで多くの方と出会い支えられ沢山の力をもらい、しんどい時も諦めずに続けた彼女らしい言葉だ。
山中羽姫さんのインタビューは、8月4日、11日
805たんばで20時から。
その週の土日10時からアンコール放送。
鎌倉FMでは、その週の木曜日13:30~放送。
母のように付き添う八尾由江さん。
ゴスペル仲間だ。


