7月3日の大人の寺子屋~次世代継承塾~。
昭和28年生まれの同級生、阿川佐和子さんをゲストに迎えた。
ボクが73歳になったばかり。阿川さんも11月1日に73歳になる。ともに老人初心者。先が限られているなら、今を存分に楽しもうという価値観は同じだ。
同級生というだけで気さくに話せる。
「還暦」で対談。3年前「古希」でも対談した。
今度は「傘寿」で対談と言っていたが、いささか早めに実現した。2時間抱腹絶倒。観客も終始笑いっぱなしだった。
ムラカミの「トウモコロシ」「アガラウ」発言では、阿川さんから「NHKでアナウンサーだったんでしょう!」とツッコミを入れられながら、ボクも心ゆくまで楽しんだ。
70過ぎて着物を愛用するようになった。
父が母に「お前は洋服が似合わない。着物を着ていなさい」と命じたことから、母は日常のほとんどを着物で過ごしていた。
佐和子が生まれたときに買った大島紬、志賀直哉夫人にいただいた夏物、広島の伯母の羽織…着物を包む(畳紙たとうし)に出自や歴史が書かれている。
6年前になくなった母の遺品を整理していて、多くの着物を処分するわけにもいかず、自分が譲り受けた。背格好がほぼ一緒なので仕立て直しもいらない。持ち帰った遺品の着物すべてに最低一度は袖を通したいと思っている。
70を過ぎて新たな趣味として、ピアノを始めた。幼い頃イヤイヤしていた練習が、いまは楽しい。バッハを弾いているらしい。 ハ長調のムラカミは脱帽だ。
俳句も楽しんでいる。俳号は「騒子」。十七文字に擬人化なしで情景を表現する。言葉に出会う喜びがある。句会の合評で自作が選ばれることがことのほか嬉しい。
着物、ピアノ、俳句に、それぞれ15分ずつ。巧みな話術で具体的エピソード満載だから、あっと言う間に時が経つ。
年齢を重ねてからの趣味の時間は、小学校1年生に戻れる喜びと、先が限られているからこそわかる愛おしさに溢れている。
(この項続く)
この大爆笑が、この日の対談を物語る。
おきゃんな老人初心者


