宇佐神宮に参拝 | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

大分の宇佐神宮に参拝してきた。

15万坪の境内は、想像をはるかに超える広さであった。

八幡さまは古くより多くの人々に親しまれ、祀られてきたが、

全国におよそ11万ある神社のうち、八幡さまが最も多く、4万600社あまりのお社がある。

宇佐神宮は4万社あまりある八幡さまの総本宮

ことしは、鎮座1300年の大きな節目だ。

 

勅使門の奥に本殿があり、左より順に一之御殿、二之御殿、三之御殿と並んでいる。一之御殿から順に八幡大神、比売大神、神功皇后が祀られている。

八幡大神様は、第15代天皇である応神天皇様の御神霊。大陸の文化や産業を輸入して新しい国づくりを進められた方だ。

比売大神様は、「多岐津姫命(たきつひめのみこと)、市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)、多紀理姫命(たきりひめのみこと)」の3柱の女神。神代に宇佐へ天降り、宇佐の地を御守りする神様として大元山へお祀りをされた。

神功皇后は、応神天皇様の母にあたり、仲哀天皇の皇后。三韓征伐の際には、応神天皇を身ごもったまま海を渡り新羅へ攻め入り戦わずして朝貢を約すなど、国に非常に貢献をした。

 

上宮(じょうぐう)は725年に御本殿(一之御殿)が造営され、下宮(げぐう)は824年に造営された。

明治時代以前までは、下宮は上宮で斎行されるお祭りに使用される供え物を調理する場所とされていた。また、上宮を造り替える際には、その御神体を納める仮の社殿とされている。

昔から「下宮参らにゃ片参り」といわれ、古くから上宮とともに下宮へお参りをする慣習があり、今日まで伝えられてきた。

 

1時間半あまりかけて境内を周り、上宮上宮それぞれに祀られている神さまにご挨拶をした。宇佐神宮では、二拝四拍手一拝。

想いを込めて、お祈りをして、清々しい気持ちになれた。