川田龍平さんの新刊出版を祝う会の司会をつとめてきた。
会場は、帝国ホテル桜の間。
窓から見える日本庭園には、つがいのキジバトが住んでいる。
金運と家庭運が上がるという特別な部屋らしい。
ずいぶん先まで結婚式の予約が殺到しているという部屋を幸いにも予約出来たそうだ。
このたびの新刊のタイトルは、『高齢者の予防接種は危ない』。
自らも薬害に苦しんだ川田龍平さんが、予防接種だけが選択肢ではないと世に問う本だ。
新型コロナワクチン接種後の健康被害はすでに9000件を超えている。(2025年4月時点)亡くなった方は998人。
史上最大の薬害といえる。
すでに接種が始まっている次世代コロナワクチン「レプリコン」は本当に安全なのか。ワクチンをめぐる利権構造、医療界の闇を徹底した取材に基づいて書いた。高齢者のインフルエンサー精神科医の和田秀樹さんとのロング対談も収録してある。
とある大手出版社も断ったこの本の出版を引き受けたのは、飛鳥新社。かつて週刊文春で辣腕を振るった花田紀凱(かずよし)編集長が手がけてくれた。
川田さんも、HIVの抗ウイルス薬と血友病の血液製剤を服用しているから、すべての薬を否定しているわけではない。
都合の悪い情報を出さず、国民から選択肢を奪うやりかたに異を唱えているのだ。
社会的弱者の高齢者を薬害から守りたい一心で、この本を書いた。医食同源や発酵文化。身体の声を聞き、自然の循環の中で生きてきた日本人の伝統を見直そうと訴えているのだ。それが日本再生の道だと信じている。
川田さんの新刊の冒頭には、厚生労働省の中庭に建てられている『薬害根絶誓いの碑』に刻まれた文言が記されている。
「命の尊さを心に刻み、サリドマイド、スモン、HIV感染のような医薬品による悲惨な被害を再び発生させることのないよう医薬品の安全性・有効性の確保に最善の努力を重ねていくことをここに銘記する」
1999年8月24日,当時の厚生省は薬害エイズ事件の反省をふまえ,再発防止を決意して,この「根絶の碑」を庁舎正面に建立した。川田さんは、いま改めて、この文言を心に刻んでほしいと切に願っている。
110冊の本にサインする川田龍平さん
原田一博さんが祝杯の音頭。
新型コロナウィルスパンデミックの最中、緊急事態だからと
従来の安全審査を大幅に省略してスピード開発したコロナワクチン。薬害エイズの時と同じように、デメリットの情報は公開されなかった。薬害エイズの時代との最大の違いは、国会議員やマスコミが、政府への異論の声を上げないことだった。
安全性や必要性、海外の事例を国民に情報公開をと川田さんが訴え続けても、納得のいく回答はされず、党内でも孤立してゆく中、その訴えに賛同し、同じように立ち上がり、声を上げてくれたのが立憲民主党の原口一博衆議院議員だった。
川田龍平さんと和田秀樹さんのトーク
和田秀樹さんと
センターで目立ってしまった