独自のメンタルヘルスを取り入れ、自己肯定感を高めるセッションをしている小野由布子(ゆふこ)さん。
旧知のレイシュのシェフ、倉内正巳さんの33歳年下のパートナーだ。
1992年生まれの32歳。
横浜市栄区で生まれたが、
生後すぐに熊本県へ引っ越し、熊本県で育った。
高校時代、アメリカのアイダホ州の高校へ1年間留学した。
大学時代、国際協力の道を志し、タンザニアにボランティアに行った。
ブラジルでインターンシップも経験した。
常に視線は海外に向いていた。
今でも「高校留学を一般的な選択肢にしたい」という夢を持つ。
大学卒業後、広告系の会社に就職したが、
過労によるうつ病になり退職。
熊本県の実家に戻り、療養中、心理学に出会った。
その後、念願だった留学エージェントに転職。
中高校生の留学サポート業務に従事するため、横浜へ引っ越した。
起業を志し、メンタル領域で独自プログラム構築を試みたが上手くいかなかった。
2020年、倉内さんと出逢い、4人の子のステップマザーとなった。
去年、とあることが原因で、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を患う。
これをきっかけに8年間独学で続けていたメンタル領域の学びが線となって腑に落ちる。「自己肯定感の育み方」は体系化できるものであると確信した。今年、ついに、独自プログラムが完成した。
オンラインで、自己肯定感をあげるセッションを始めた。
32歳にして数奇な経験をしてきたことが、生かされている。
鎌倉という地には、不思議な引力のようなものを感じるという。
今から10年前、悩みの渦中にいた。
当時の恋人に会いに鎌倉へ来た。
彼の仕事が終わるのを待ちながら、御成通りをあてもなくフラフラしていると「占い」の看板が目に入った。
「全て上手くいってないから、占いでなんとかなるかも」そんなひねくれた気持ちで入店した。大柄なネイティブアメリカンのような風貌の店主に聞かれたのは生年月日のみ。そこから弾き出されたお話に度肝を抜かれたと共に、「魂」のようなものの概念を知ることとなり、のちに人生の大きな転機につながることになった。
その出来事から3年程経った頃、仕事終わりに都内で朝まで飲んで、始発で帰路についていた土曜日のこと。
電車の中から見た空が、雲ひとつない晴天で、あまりにも綺麗で
「このまま帰って、寝るのはもったいない!」
酔っ払いながらにそう感じ、なぜか「海に行こう!」と…
全く海に行っていなかったため、「海に行くなら、たぶん江ノ島!」と考え、春の早朝、人生初の江ノ電に揺られていると、突然目の前いっぱいにキラキラと光る海が…!
七里ヶ浜?よくわからないけど、ここで降りよう!
ビーチまで降りられそうだから、セブンイレブンでバスタオル買っていこう!ついでにビールも買っちゃおう♪ そして、ビーチへ。
砂浜にバスタオルを敷いてそのまま眠りに…
波の音で目が覚め、晴天の海での目覚めがあまりにも気持ち良く、
すっかり七里ヶ浜の虜になってしまった。
それからというもの、ほぼ毎週のように1時間半かけて、七里ヶ浜に通い、何時間も日光浴をしながら自分の内面と向き合い、七里ヶ浜での時間は、真っ直ぐに自分と繋がれる、かけがえのないものになった。
鎌倉でのこの2つ出来事がなかったら、きっと全く違う人生を生きていて、倉内さんとのご縁もなかったかもしれない。
その数年後に、倉内さんと出逢った。
鎌倉がこの先の人生を過ごす地になるのかもしれないと思うと
10年に渡る「点」の出来事から、ジリジリと鎌倉の地に手繰り寄せられてきたかのような不思議なご縁を感じ、これから始まる鎌倉生活がとても楽しみな今日この頃だという。
小野由布子さんのインタビューは、
9月11日の鎌倉FM「ナミの鎌倉ナビ」で放送する予定。
(13:30~、21:00~)。