「わからないもの」を撮る | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

クラブハウスで知り合った

堀江ゆうこさんの写真展『STILL LIFE』に行ってきた。

STILL LIFEとは、直訳すれば「まだ生きている」。

絵画の世界では、静物画。

 

彼女の被写体は、「地球の影」。

海、川、湖など水面の文様、反射などを撮影している。

水面の動き、光と影から生まれる「襞」に生命の源を感じながら撮影するうちに地球上の全ての現象、命は「襞」によって影響し合っているのでは、と思うようになったという。

水や草木の一部を切り取って撮影しているように見えるが、本人にその感覚はない。一部だが全部。「撮る」=「切りとる」ではなく、始まりも終わりも無い「循環」。

「わからないもの」を撮影しているという。

作品を見て、そう簡単にわかろうとしないことだと思う。

 

空は雲も無く、青も無い。
真っ白いただ中に、木の葉の無い細い木立がある。
一見、風景画のようにも見える。

時間、気候、タイミングを待って、ある瞬間に映し出されるそのままの姿を撮っている。草木や自然の呼吸と堀江さんが合わさり、そのとりまくエネルギーを、五感をフル活動させて受け止めている。

 

ライブを毎週聴きにいくほどのジャズファン。

「すごく強い」と自負する卓球好き。

興味深い話はふんだんにある。

堀江さんの個展『STILL LIFE』は、
銀座のギャラリー枝香庵で、13日まで開かれている。


(7階から9階までの不思議な空間)

(屋上空間もある)

(水無月餅を出してくれた)