相手の身になる練習 | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき
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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

「月刊鎌田」と異名をとる鎌田實さんが、またまた新刊を出した。

『相手の身になる練習』。

裏返していえば、相手の身になれない人が増えているということだ。

特にコロナ禍の中で、想像力が低下し、自分第一主義が増えているようなきがする。

 

鎌田先生はいう。

相手の身になることは、相手に興味を持つこと。

相手の身になれば、人との距離を縮めることが出来る。

多様性社会では、相手の身になる力がないと生き抜いていけない。

 

視点を「自分」から「相手」に移してみよう。

自分のことだけだった頭の中に、相手のことを入れてみよう。

相手と自分との共通点や相違点を見つけてみる。

相手が喜ぶことをしてみよう。そうすれば自分も嬉しくなる。

「親切」はリレーされていく。「恩送り」。

小説を読んで、登場人物の気持ちになることは、

相手の身になる練習になる。

時に、自分の身になることも忘れてはいけない。

相手を通して、自分も含めた社会が抱える問題に気付くことでもある。

 

相手の身になって、伝わるように伝える。

ことばの選び方、声の高さ、大きさ、話すスピード…

相手の話を遮らず、最後まで聞く。

ことば以外の、表情やしぐさ、間合いに託されたメッセージも読み取る感性を磨こう。

肩書や性別、年齢を問わず、どんな人もリスペクトする。

1%でも、誰かのために心を配って生きることが、回り回って、自分にとっても大切なことだ。

相手の身になるということは、身近な人への「ほんの少しの想像力」から始まる。