ユニバーサルな5時間 | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

ユニバーサルマナー検定2級の講習と試験を受けてきた。

座学のあと、視覚障害体験、聴覚障害体験、高齢者体験、

車椅子体験の実技、2級試験、ミッチリ5時間、学んできた。

 

アイマスクをして、漆黒の世界に身を置き、サポートしてもらいながら、

まさに手探りで歩いてみる。部屋から廊下に出たときの匂いの違い、温度の違い、白杖で探りながら歩く感覚を体感。サポートする側に回ったときの「ことばかけ」の案配の難しさを体感。

聴覚を遮断するヘッドホンをつけた相手に、手ぶり口ぶりで伝えられないもどかしさも体感。

ボクも前期高齢者なのに、身のこなしが「不自由になる装具」をつけ、高齢者体験をしてみた。腰が曲がり、膝が屈伸出来ず、腕があがらない状態で歩いてみる。特殊なメガネをかけ白内障で白い靄がかかった状態も体感するが、細かい字の判別は不可能。布手袋をはめて、油分や水分のない状態でお札を数えるが難しい。

車椅子にも初乗車。操作方法を教わり押したり押してもらったりをこわごわ体感。

すべて、佳き学びになった。サポートする心構えは、「出来ることを出来る範囲で出来るだけ」「想像することが最初の配慮」。

障害のあるなしに関わらず、相手が何を求めているか察することが、

ユニバーサルな想いに繋がる。

改めてユニバーサルマナーとは、「自分とは違う誰かの視点に立ち行動すること」。特別な知識ではなく「心づかい」。

ハードは変えられなくても、ハートは変えられる。

 

さて、筆記試験。ボクは、からっきし弱いのだ。

高校受験も大学受験も、おまけに運転免許試験にも失敗している。

「この中でもっとも適切なものは?」という設問のあとに「この中でもっとも不適切なものは?」という設問が出てくると、もう頭の中は混乱してしまうのだ。はたして及第点が取れたのか。結果は1ケ月以内に判明する見込みだ。

 

(不自由になる装具をつけた高齢者体感

~ユニバーサルマナー検定協会HPより)