自分のせいにして立ち上がろう! | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。


テーマ:

今年の志事始めは、福島ことば磨き塾。

会津は雪のようだが、中通りは、雪もなく薄日も差し、

さほど寒くはなかった。

 

きょうは、前回の半分の5人と参加者少な目。

同じテーマで、2人1組でインタビューを交替する

スイッチインタビューをしてもらった。

テーマは、ズバリ「福島」。

なんと5人中4人が、福島から一歩も出たことがなかった。

だが、灯台もと暗しで、福島の良さを改めて問われても、

答えに窮してしまう人もいた。

ほかに行くと良さもわかるかもしれないが、

あまりにもあたりまえすぎて良さがことばにならないというのも、

気づきの一つだと思う。答えられないことも収穫の一つだ。

 

まもなく震災から7年になる福島。

震災後、福島に対する意識が変わったかと問われた人が、

「震災に特別な意識はない。あえていえば、震災後、ひがみっぽくなった」と本音を口にした。

確かに、福島では、温度差が住民感情を苛んでいる。

浜通り、中通り、会津という福島の3つの地域で、被害の程度も違えば、保障額も違う。浜通りの中でも、原発被害の度合いによって、温度差がある。7年経っても、難しい問題が横たわっている。

「福島市の人が、浜通りの人に比べて、あまり発言しないのは、

それはそれでわかる」と、また本音が出た。

その人が、ある歌詞を教えてくれた。

福島のシンガーソングライターave(エイブ)の「福の歌」。

「誰かのせいにすれば容易いことを

自分のせいにして立ち上がろう!」

被災地では、誰かのせいにせざるを得ない現状がある。

誰かのせいにしないと気が済まないのは、被災地に限らず、

人間の哀しい性でもある。

「誰かのせいにしないで、自分のせいにする」

 

福島のことば磨き塾だからこそ、出てきた話。

はるばる出かけた甲斐があったというもの。

新年早々、いいことを教わった。

 

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