岐阜県羽島市で種まき | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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岐阜県羽島市で開催された

「羽島市人権を考える会」の講演に招かれた(2日)。

この日は、人権に関する作文や標語のコンクールで入賞した

小学生や中学生の表彰式が行われた。

表彰状を手渡す羽島市長の松井聡さんは、

高々と表彰状を掲げ、朗々とした声で読み上げていた。

1人目の生徒は、全文を読んだが、2人目の生徒には、

「以下同文でごめんなさいね」と優しいことば。

こういうことが人権の基本だと思う。

 

作文も標語も粒ぞろい。

書くことで、身の回りとの関わり方を意識し、想像出来る。

羽島中学1年の大野唯華さんの作文には、特に感銘を受けた。

大野さんには、広汎性発達障害と診断された弟がいる。

幼いころの弟は、ほとんど会話が出来ず、パニックを起こし、

迷惑をかけることも多かった。

そんな弟を恥ずかしいと思い、距離を置いていたが、

しだいに弟も「ゆっくり成長」していった。

「私は足が遅いけど、弟は早い」

「私は知らない人に挨拶出来ないけど、弟は誰にでも大きな声で挨拶が出来る」

「弟はすぐにカッとなるけど、小さい子にはとても優しい」

「耳で聞いたことを覚えるのは苦手だけど、目で見て絵を真似して描いたり、字を上手に書いたり出来る」

そんなふうに、弟の「よかった探し」が出来るようになり、

大野さん自身も、弟のおかげで成長出来た。

弟の「特性」を理解した上で、優しく接してくれる友達もいる。
「出来ない子」というレッテルを貼ってほしくない。
自分は、人の弱い部分を補い、良いところを見習える人になりたいと、
作文を締めくくっていた。
素晴らしい!こういう子たちの感性が、そのまま育まれていけば、
日本の将来を悲観することはないと思った。

 

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