絆された人々 | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

絆されて・・・辞書で調べてみた。

「情にかられて、自分の考えにない行動をとること」とある。

ほだされて・・・絆という字を書くと知った。

まさに、この日、絆された人たちが集まった。

 

津軽弁のシャンソン歌手、秋田漣さんの50周年記念コンサート。

4月1日の福岡県筑紫野市に続いての2回目だ。

会場は、福島県の郡山市中央公民館(6月29日)。

この日のコンサートが実現したのは、

脇目もふらずまっしぐらに突き進む一人の女性のおかげだ。

その人、石本法子さんは、

去年12月12日、突如、恵比寿アートカフェフレンズに現れた。

すべては、この日に始まった。

おりしも郡山は大雪の中、二の足を踏みながら、でも来た。

ボクのラジオを聞いていて、検索の結果、論語塾を見つけ、

いてもたってもいられず、新幹線に飛び乗った。

思いが溢れてきて、ことばが追いつかない感じ。

そこに福島のナマリが入って、解読に少々時間がかかる(笑)。

だが、熱意は半端でない。

ひょんなことから、秋田漣さんの話になり、

ボクが絆されて50周年ツアーの企画を練っているけど、

郡山で出来ないかと持ちかけ、石本さんも絆されてくれた。

 

彼女は、夫と旅行会社を営んでいるのだが、

パンパンに張り詰めた仕事の傍ら、

設営やら集客やらに動いてくれた。

彼女の「本気」が多くの人に伝わり、350人が足を運んでくれた。

みんな石本さんに絆された人たち。

自宅の屋根から転落し、腰骨を損傷した夫の寛さんも絆され組。

病院から外泊許可をもらい、この日案内役を買ってでた。

次女のさやかさんも、東京から呼び出され、手伝い。

落ち着いた身のこなしで、漣さんのアテンドをしていた。

 

この日、漣さんから、急に曲目変更の申し出があった。

新たに2曲加わり、曲順も大幅に変わった。

小原さんは、初見の楽譜を弾きこなした。

シャンソンの伴奏は、ほとんどしない小原さんだが、

漣さんに絆されて、特別に50周年ツアーに参加してくれている。

音響・照明も、急な変更にも関わらす、柔軟に対応してくれた。

 

漣さんや石本さんは、時に「突拍子」もない行動や言動をとる。

だが、それを誰も咎めず、むしろ楽しんでいる気配がある。

予定調和の平々凡々より、突拍子もないほうが、

絆され甲斐があろうというものだ。

もちろん、ボクも絆され組のひとり。

 

50周年ツアー、次は10月5日、川崎で開催予定。

 

(石本ファミリーと。

左から夫の寛さん、妻の法子さん、小原孝さん、

次女のさやかさん)

(秋田漣さんを囲んで)

(フィナーレは、石本法子さんもステージに)