村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。


テーマ:

国会の審議を聞いていると、いやな気持ちになってくる。

ことばのあげ足をとり、売り言葉に買い言葉、

人の気持ちを逆なでするようなことば、挑発するようなことば・・・

嬉しくないことばが飛び交っているからだ。

かつてNHK時代、国会中継を担当していたことがあるが、

議事堂に長時間いると、疲労感を覚えたものだ。

「そりゃあ、ここには魑魅魍魎がいるからな」と揶揄する先輩もいた。

 

昨日(9日)の参議院決算委員会。

公文書改ざん問題を審議する中で、官僚の答弁を聞いた議員が

「ばかか!」と切り捨てる場面があった。

どんなに納得出来ないことであろうと、相手の人格を考えたら

いや自分の品格のなさを露呈することが恥ずかしいと思えば

「バカ」などということばは出てこないはずだ。

 

安岡定子塾長の祖父、安岡正篤さんは、昭和を代表する思想家。

終戦の詔勅の文案を考え、「平成」の元号の名付け親でもある。

多くの政治家たちが、正篤さんの教えを乞うた。

いまの政治家で論語を学ぶ人は、ほとんどいない。

論語の大半は、政治に関する心構えが書かかれているにも関わらず。きょうの論語塾で取り上げた章句にも、

政治家に聞かせたいものがあった。

「なぜ政治に関わらないのか」と問われた孔子が、

「家をととのえることが政治なのだ」と答えたという。

儒学では、まず「修身」~身を修める。

次に「斉家(せいか)」~家をととのえる。

その上で「治国(ちこく)」~国を治める。

そうして「平天下」

~天下を平らかにすることが出来ると考えられていた。

孔子はこうも言っている。

「上に立つ者が、言行を謹んで、品格のある立ち居振る舞いをすれば、自然に民は上を敬うようになる」と。

いまの政治家のみなさんこそ、論語を学んでほしい。


 

 

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