夕張を応援したくなる | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。


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北海道の夕張市は、かつて炭鉱の町として賑わった。
だが、2007年に財政破綻し、
11万人あまりの人口がついに1万人を割り込んだ。

寂れていく街の再生のシンボルとしての存在が、

「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」 だ。

1990年から夕張市が主催する形で開催され、

夕張市の文化・観光振興の中心として位置づけられていた。

しかし、夕張市が巨額の財政赤字を抱え、

2007年に「財政再建団体」となったことから、

夕張市の主催が困難となり、映画祭は休止されことになった。

ところが翌2008年、

「夕張に映画祭の火を消さないで」という市民の声があがり、

映画祭の運営を民間がすることで再スタートしたのだ。

会場設営、期間中のもてなし、多くの人が手弁当で携わる。

 

その映画祭の総合プロデューサーを引き受けているのが、

深津修一さん。招待作品のセレクション、予算管理などの責任者だ。

深津さんは、1954年、愛知県生まれ。同世代だ。

北海道大学の寄宿舎「恵迪寮(けいてきりょう)」に憧れ、

「北大」に入った。

学生時代に「寄りあい所帯」という映画サークルを立ち上げ、

仲間と共に喫茶店での16ミリフィルムの上映会などを企画した。

北大卒業後、「北海道フィルムアート」に入社し、

映像技術者としてキャリアを重ねてきた。

95年、シンディ・ローパーのジャパン・ツアー札幌公演があった。

 「ステージで歌う彼女の胸に映像を映し出してほしい」

という依頼がきた。シンディローパーの胸が、彼の人生を変えた。

スクリーンに映すだけではなく、映像はもっと自由なもの」と実感し、大きな刺激を受けて独立を果たす。

自分の会社「プリズム」を立ち上げて、

「さっぽろ雪まつり」会場の雪像に投影をするなど、 

国内外でライブやイベント映像などを多数手掛けてきた。

縁あって、夕張とも関わることになって20年。

借財を負いながらも、笑顔を絶やすことなく、

映画祭のため身を粉にしている。

映画が好きで好きでたまらないからなのだ。

この日、初対面だったが、見るからに好人物。

映画祭について話し出したらとまらない。

だが、立て板に水的なしゃべり方ではなく、愛が感じられる。

だから、応援したくなる。

 

ことしの「映画祭」は、今年の開催で28回目、

復活開催から11回目。

3月15日(木)~3月19日(月)までの5日間にわたり開催される。

深津さんにご出演いただいた「日曜はがんばらない」は、

文化放送で2月18日10:00~。

(中央が深津修一さん)

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